2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14370703
|
Research Institution | THE NIPPON DENTAL UNIVERSITY |
Principal Investigator |
下岡 正八 日本歯科大学, 新潟歯学部, 教授 (60060448)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
馬場 宏俊 日本歯科大学, 新潟歯学部, 講師 (90328865)
島田 路征 日本歯科大学, 新潟歯学部, 講師 (00297970)
関本 恒夫 日本歯科大学, 新潟歯学部, 教授 (40095170)
村上 和也 日本歯科大学, 新潟歯学部, 助手 (10350167)
三瓶 伸也 日本歯科大学, 新潟歯学部, 助手 (90339466)
|
Keywords | 眼球運動 / ビジコンアイカメラ / 非接触眼球運動測定装置 / テスト画像・映像 / ハイビジョンカメラ |
Research Abstract |
非接触型眼球運動測定装置Free viewを用い、男性歯科医師の正立顔写真に対し眼球運動を測定した。被験児は、A群(7歳未満)B群(7歳以上10歳未満)C群(10歳以上13歳未満)の各30名計90名を三群に分け、年齢による顔の見方の違いを検討した。分析は、テスト画像を顔の諸部分(目、鼻、口)、外観(頭髪、額、頬、頭、耳)そして、背景に分類しどこに停留点が多く集まるかについて検討した。 1.A群は諸部分と外観(輪郭)、背景に対し広がりを持って見る傾向にあった。 2.B群はA群とC群の移行期であることが示唆された。 3.C群は諸部分と外観に限定する傾向にあった。 4.諸部分への停留点は回数、時間とともに、増齢に従い増加した。 5.背景への停留点は回数、時間とともに、増齢に従い減少した。 6.男性歯科医師の正立顔写真の見方には年齢差があるといえる。 以上よりA群、B群、C群に向かって停留点が顔の諸部分に集まってくることが解った。 今回の実験結果と13年前に当教室で行った実験(富井ら)、10年前の小林らの接触型の眼球運動測定装置による実験と比較検討した結果、被験児の眼球運動に差があった。この要因として、従来の実験に使用した装置による心理的要因の差というよりも実験時間の差が大きく影響していることが解った。
|
Research Products
(4 results)
-
[Publications] 三瓶伸也, 下岡正八: "テスト映像化したヒトの動きの視知覚分析 -小児の眼球運動-"小児歯科学雑誌. 40・3. 516-530 (2002)
-
[Publications] 下岡正八, 三瓶伸也, 村上和也, 島田路征, 馬場宏俊: "Observation of Microslips in Series of Actions for Toothbrushing Through Use of Video Images - Comparison between Elementary School Children and Junior College Students -"日本歯科心身医学会雑誌. 18・1. 13-25 (2003)
-
[Publications] Hirotoshi Baba, Shohachi Shimooka: "Three-dimensional Analysis of Dentist's Eye Movements"Odontology. Vol.91,No.1 September. (2004)
-
[Publications] 下岡正八: "歯科心身医学・第1章 コミュニケーションの基本I.コミュニケーションの目的と技法"医歯薬出版株式会社. 27 (2003)