2002 Fiscal Year Annual Research Report
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14370824
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Research Institution | St. Luke's College of Nursing |
Principal Investigator |
堀内 成子 聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (70157056)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
有森 直子 聖路加看護大学, 看護学部, 講師 (90218975)
三橋 恭子 聖路加看護大学, 看護学部, 講師 (30209811)
森 明子 聖路加看護大学, 看護学部, 助教授 (60255958)
桃井 雅子 聖路加看護大学, 看護学部, 助手 (90307124)
江藤 宏美 聖路加看護大学, 看護学部, 助手 (10213555)
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Keywords | ドメスティック・バイオレンス / 妊婦 / 周産期 / ガイドライン / エビデンス / EBN / 性暴力 |
Research Abstract |
1.ガイドラインの枠組みの考察 支援システムのためのモデルとして、性暴力被害者支援の先進的な地域(米国ミシガン大学メディカルセンター、およびカナダバンクーバー「こどもと女性の健康のためのブリティッシュコロンビアセンター」)を訪問・視察を行った。支援者に必要なケア・マニュアルや、ガイドラインの既存資料を収集し、関係者から医療における具体的な支援方法や問題点について意見交換を行った。カナダの研修に関しては、報告を公表した。 また、訪問視察を通じて、今後のガイドライン完成時に行う、第3者評価を依頼する専門職の人的ネットワークを確立した。 2.ガイドラインの作成 EBNの手法に関する研修は、国内で行われているワークショップに参加し研鑽に努めた。Evidence Based Nursingの手法をもちいて、「エビデンスにもとづく周産期におけるドメスティック・バイオレンス支援ガイドライン(案)」を作成している。 現在の進行状況は、系統的文献検索を終え、支援方針のフローチャートの作成、エビデンスのレベルと推奨度分類の検討を終え、ひとつひとつの文献の批判的吟味の作業を行っている。 2月末現在で、複数の研究者で批判的吟味し、エビデンスとして採用するかどうかの討議を経た論文は、約300論文あり、Abstract Tableおよび本文の作成を行っている。 批判的吟味の過程で、看護研究と臨床疫学研究や医学研究との相違や問題点を分析した結果を東アジア看護国際学会にて発表した。(2003年3月8日)
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Research Products
(2 results)
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[Publications] 江藤宏美, 森明子, 三橋恭子, 片岡弥恵子: "Women's Healthと性暴力支援-医療関係者のためのカナダ研修に参加して-"聖路加看護大学紀要. 29号. 32-39 (2003)
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[Publications] Hiromi Eto, Shigeko Horiuchi, Yaeko Kataoka: "Development Process : Clinical Guideline for Domestic Violence Victims in Perinatal Clinical settings"The 6^<th> East Asian Forum of Nursing Scholars(Abstract). 52 (2003)