2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14370824
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Research Institution | St. Luke's College of Nursing |
Principal Investigator |
堀内 成子 聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (70157056)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
有森 直子 聖路加看護大学, 看護学部, 講師 (90218975)
三橋 恭子 聖路加看護大学, 看護学部, 講師 (30209811)
森 明子 聖路加看護大学, 看護学部, 助教授 (60255958)
桃井 雅子 聖路加看護大学, 看護学部, 助手 (90307124)
江藤 宏美 聖路加看護大学, 看護学部, 講師 (10213555)
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Keywords | ドメスティック・バイオレンス / 妊婦 / 周産期 / ガイドライン / エビデンス / EBN / 性暴力 |
Research Abstract |
1.エビデンスに基づく周産期におけるDV支援ガイドラインの作成 周産期においてDVの予防と早期発見・支援を目的としたDV被害者へのケアに関するガイドラインを作成している。 ガイドライン作成手順は、1)作成グループの設置、2)ガイドラインの使用者と範囲の決定、3)系統的な文献検索、4)文献の批判的吟味とエビデンスレベルの作成、5)推奨文の作成、6)本文の作成、7)ガイドライン(案)の外部評価、8)ガイドライン(案)の修正とした。 支援のフローチャートは、(1)支援環境を整える、(2)DVスクリーニング(質問紙の使用・リスクファクターの探索・臨床症状の探索)(3)DV可能性の査定、(4)女性は支援を求めるかどうかを聞く、(5)安全状態を査定(DVの程度のアセスメント)、(6)セイフティプランを立てる、(7)情報提供、(8)フォローアップ計画、(9)記録を含む。 系統的な文献検索は、キーワードに"Domestic Violence""Spouse Abuse""Partner Abuse""Battered women"とし、ガイドラインは、HSTAT/National Guideline Clearing House/Centers for Disease Control & Prevention Guidelines CINAHL/PubMed/The Cochrane Library/医中誌Web/最新看護索引を用い、各データベースの収録開始年から2003年2月まで検索した。その結果は1984件であり、一次評価として本ガイドラインの範囲外の文献、対象がDV加害者、子ども、高齢者にある文献、質的研究を除外し、581件となった。ついで二次評価として複数の評価者によって批判的吟味を実施し、155件が採択された。 このプロセスで得られた知見を学会において発表した。 平行してガイドラインの普及のためのモデル病院となるフィールドとの関係つくりを行っている。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] Shigeko Horiuchi: "Towards The Creation of A Women-Centered Care System"Journal of Perinatal Medicine. 31Suppl.. 10-11 (2003)
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[Publications] 片岡弥恵子, 八重ゆかり, 江藤宏美, 堀内成子, 松本直子: "根拠に基づくケアガイドライン-周産期におけるDV被害者支援-"日本助産学会誌 -第18回日本助産学会学術集会集録-. 17(3). 132-133 (2004)