2004 Fiscal Year Annual Research Report
マルチメディアを用いた英語コミュニケーション能力開発プログラム「国境のない教室」-インターネットと国際高速回線で構築する遠隔協調学習の教授法研究-
Project/Area Number |
14380067
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
西堀 ゆり 北海道大学, 情報基盤センター・メディア教育研究部門, 教授 (70109403)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡部 成玄 北海道大学, 情報基盤センター・メディア教育研究部門, 教授 (70169134)
山本 裕一 北海道大学, 情報基盤センター・メディア教育研究部門, 助手 (10240128)
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Keywords | 協調学習 / 連携教育 / Chat'n'Debate / コラボード / 国際理解教育 / 総合的な学習 |
Research Abstract |
平成16年度は、システムを組み込んで外国語の授業を行い、その結果を分析し、システムとしての運用のあり方を検証した。また、映像と音声との一体化により、メディア言語教育における異文化理解とコミュニケーション型の教授法の進展を図った。特に、支援ツールとして高精細画像との組み合わせにより、国際高速回線ジャパン・ギガビット・ネットワークによる日米間の実験授業で大きな成果を得た。実験授業の分析結果を踏まえ、成果発表を行い、下記の成果を上げた。 (1)実験授業の地域拡大 CHAT画面を用いたディベート授業を、アラスカ大学との間で展開し、通常のチャット、国際高速回線との融合、投票機能付き掲示板との併用等、種々の教授法を試みた。トルコ・ボスフォラス大学教育学部との授業提携を進めた。チャット画面の利用を拡大し、グループ化や大スクリーンでの意見分布表示への展開を行った。 (2)映像と音声との一体化を図る研究を行う。 アメリカとの国際高速回線による実験授業を継続し、平成17年1月18日にアラスカ大学との間で実験を行った。実験授業は同日大阪で行われていたJGN2シンポジウム会場へ同時中継され、大きな関心を集めた。実験結果をまとめ、映像と音声の一体化による異文化理解とコミュニケーション型の教授法に関する新しい知見を提供する事が出来た。 (3)ライティングの技能に情報メディアを導入する教授法に関しての総括及び学生への授業評価のアンケート調査を行い、学習の動機付けの面からの分析を行った。2学期にわたる調査分析の結果、外国語の使用や学習に対する学生の態度変化について一定の結果を得る事が出来た。 (4)研究成果の発表(論文、口頭発表、報告書、講演等) ・論文発表(国内誌5編、国際学会誌3編) ・口頭発表(国内学会3件、国際学会3件) ・シンポジウム(1件) ・講演(3件:使用言語 英語)
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Research Products
(8 results)