2004 Fiscal Year Annual Research Report
超高速ノンブロック・ネットワーク構成方式に関する研究
Project/Area Number |
14380138
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Research Institution | TOHOKU UNIVERSITY |
Principal Investigator |
堀口 進 東北大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (60143012)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
姜 暁鴻 東北大学, 大学院・情報科学研究科, 助教授 (00345654)
山森 一人 宮崎大学, 工学部, 助教授 (50293395)
井口 寧 北陸先端科学技術大学院大学, 情報科学センター, 助教授 (90293406)
福士 将 東北大学, 大学院・情報科学研究科, 助手 (50345659)
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Keywords | 波長多重伝送方式 / 光接続 / ノンブロック・ネットワーク / 多段スイッチ結合網 / 再帰構造 / クロストークフリー |
Research Abstract |
超高速オプティカル・ネットワークにおける波長多重伝送方式(WDM)は、多数の結合要求を瞬時に実現する方式として注目されている。多数の結合要求を瞬時に実現するにはノンブロックの光スイッチが必要であり、本研究では再帰構造型多段ノンブロックスイッチ結合網RNを提案し、超高速オプティカル・ネットワークに適していることを明らかにした。また、大規模バックボーン・ネットワークにおけるクロストーク問題を解決する方法として小規模ノンブロックスイッチを複数用いてクロストークが起こらない組み合わせ方式を提案した。この方式を用いて超高速ワイドセンス・ノンブロック・ネットワークを実現するクロストークフリー多段結合スイッチアーキテクチャを考案して。 次に、クロストークを抑えるために、多段結合網における入力と出力の結合ルートにおいて特別なスイッチ要素でクロスしないスタック状多段結合スイッチ網にしたパキング構成方式を提案した。また数学的解析法を考案し、ブロック確率などを解析的ならびにシミュレーション実験に求め、そのモデルの有効性と方式の有用性を示した。 次に、多段結合スイッチを複数用意した大規模化スイッチネットワークについて検討し、ハイブリッド・アーキテクチャを提案した。本方式のハードウェアコストを抑えるために、与えられたブロック率で超高速ワイドセンス・ノンブロック・ネットワーク方式を実現する設計指標を与えた。 更に、大規模ノンブッロク・ネットワーク構成方式におけるスイッチ故障やリンク故障を考慮したネットワーク性能を詳しく解析した。その結果、実際のWDM(光波長多重伝送)方式の実用規模ネットワークにおけるスイッチノード故障を保証するアクティブ・ルーティング方式を考案し、超高速ノンブッロク・ネットワーク構成方式の有効性を示した。
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