2004 Fiscal Year Annual Research Report
福祉無線ネットワークによる視覚・聴覚障害者のコミュニケーション支援システム構築
Project/Area Number |
14380180
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
村田 健史 愛媛大学, 総合情報メディアセンター, 助教授 (20274342)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池田 尚志 岐阜大学, 工学部, 教授 (10232183)
立入 哉 愛媛大学, 教育学部, 助教授 (90294777)
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Keywords | 点字 / 手話 / ネットワークプリンタ / 動画像通信 / PDA / 視覚障害者 / 聴覚障害者 / 自閉症 |
Research Abstract |
手話動画像通信システムについては、愛媛大学内において動画像ストリーミングサーバによる手話動画像転送の実験を行った。(株)BHA社が開発したXVDエンコーディングを用いたストリーミングサーバを立ち上げキャンパスネットワーク内で実験したところ、640kpbs程度のビットレート(解像度は640x480程度)でも、30fpsでのコンポジット程度のストリーミング配信を実現できた。一般のテレビ以上の解像度が達成できたため、IP網による手話動画像転送の可能性が明らかになった。さらに、このシステムを、遠隔パソコン要約筆記にも応用した。遠隔地(本実験ではキャンパス内の別室)のパソコン要約筆記者が、ストリーミングサーバから配信される教室の映像・音声を受けて要約筆記を行った。これについても、習熟したパソコン要約筆記者であれば、10秒程度の遅延で要約筆記を実現することができた。 遠隔点字印刷については、遠隔地から愛媛大学の点字プリンタに遠隔点字出力を行うためのWebサーバを立ち上げ、実証実験を行った。サービスは、点訳ボランティアサークルによる支援も可能な質の高いサービスであることが明らかになった。また、ワードプロセッサ等の電子文書を点字レイアウトに変換するためのフィルタを開発した。これは、HTMLベースでの変換を行うものであり、簡単な文書の場合には、高い精度での変換が可能であることがわかった。さらに、複雑な電子文書にも対応するため、点字用XML言語であるBrailleMLを開発し、BrailleMLの一部を点訳用テキスト文書に変換するためのフィルタを試作した。 自閉症児用生活支援ツールについては、絵カード、タイマー、スケジューラ、カレンダーの4つの機能と、それらを管理するための管理用アプリケーションを開発した。
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Research Products
(12 results)