2004 Fiscal Year Annual Research Report
不確実性や曖昧性の下での大規模多目的多重レベルシステムに対する対話型意思決定
Project/Area Number |
14380193
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Research Institution | HIROSHIMA UNIVERSITY |
Principal Investigator |
坂和 正敏 広島大学, 大学院・工学研究科, 教授 (70093507)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西崎 一郎 広島大学, 大学院・工学研究科, 教授 (80231504)
加藤 浩介 広島大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (00263731)
片桐 英樹 広島大学, 大学院・工学研究科, 助手 (40325147)
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Keywords | 多目的計画法システム / 大規模システム / ファジィシステム / 多重レベルシステム / ファジィ計画法 / 確率計画法 / 多目的計画法 / 対話型意思決定 |
Research Abstract |
複雑に依存しあう社会システムにおける様々な意思決定は,確率論的不確実性とファジィ論的曖昧性を同時に取り入れた広い意味での不確実性の下で,大規模多変数でしかも複数個の相競合する目的を有する複数人の意思決定者の意向を考慮して行わなければならないことに着目して,不確実性の下での多目的性や多重レベル性を考慮した最適化問題の定式化を進め,定式化した問題に対処し得るいくつかの対話型ファジィ満足化手法の提案を試みた.より具体的には,現実の意思決定状況の確率論的不確実性とファジィ論的曖昧性を同時に考慮して定式化される大規模多目的多重レベル最適化問題に対して,多目的最適化問題に対する対話型ファジィ意思決定手法に,確率計画法やファジィ計画法などの意思決定手法の望ましい特徴を取り入れることにより,期待値最小化モデル,分散最小化モデル,確率最大化モデルおよび満足基準最適化モデルに基づく対話型ファジィ満足化手法を提案するとともに,確率変数係数を含む多目的線形計画問題に対する対話形ファジィ満足化手法を提案して,数多くの数値例によりその有効性を示した.また,連続変数のみならず離散変数のファジィ多目的離散最適化問題にも対処し得るような対話型ファジィ多目的最適化手法を開発するために,一般の0-1計画問題や整数計画問題に対して,実用時間内で精度の高い近似解を求めることが可能となり得る進化的メタヒューリスティクスの概念に基づく,数多くの重構造文字列遺伝的アルゴリズムやタブー探索法の提案を試みた.さらに,これまで個別に考察されてきた確率的不確実性とファジィ論的曖昧性を同時に考慮したファジィランダム変数を含む新たな多目的0-1計画問題や多目的整数計画問題の定式化を進め,期待値最小化,分散最小化,確率最大化および満足基準最適化の観点からの意思決定者のファジィ目標を考慮した対話型意思決定手法を提案して,数多くの数値例によりその有効性を示した.
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Research Products
(6 results)