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2002 Fiscal Year Annual Research Report

北海道における絶滅危惧種等、稀少保護種の生態調査とDNAデータバンクの構築と保全

Research Project

Project/Area Number 14380280
Research InstitutionKokugakuin Tochigi Junior College

Principal Investigator

谷口 弘一  國學院大學栃木短期大学, 初等教育学科, 教授 (60002771)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 水上 広志  ウエイン大学, 生物物理学科, 教授
林 一彦  大阪学院大学, 経済学部, 教授 (60121753)
佐野 浩  奈良先端技術大学院大学, 遺伝子研究センター, 教授 (20178809)
Keywords希少種 / 保護種 / 生態調査 / 北海道 / DNA解析 / 分布調査 / カラフトアツモリソウ
Research Abstract

本研究は北海道に生育する希少種・保護種の分布域・生育調査を行うために北海道内を広く調査した。
対象希少種は、LevelI160種、LevelII200種、群落70種であるが、本年度の調査対象種は約120種である。これらを分布範囲内の株数、生育密度等を調査しデジタルビデオ映像とスライド映像として収集した。調査地域は道南(函館、上ノ国、奥尻)、道央(札幌周辺、岩見沢、早来、日高)、道北(礼文島)、道東(網走、別海、根室)である。
前年まで生育していた種が盗掘された種もあり、これらは道内を広く調査したが、キンセイランは道南に1株のみであった。アツモリソウも自生地に3株を発見した。エビセンソウは群落地25m^2の場所は皆無であった。コアツモリソウモ40m^2所に10本を見るのみであった。ハシナガヤマサギソウも2株見つけたのみである。シュンランは100株程度が生育していた。
レブンアツモリソウは我々の保護活動により5000株は保護地に生育している。
主な調査種は下記である。
アオチドリ、アッケシソウ、エゾトウチソウ、エゾヒルムシロ、エゾハコベ、エビネ、オモダガ、オヤマソバ、オオサクラソウ、オオヤマオダマキ、カキラン、カモメラン、カラフトハナシノブ、カリガネソウ、クルマユリ、クロユリ、コアツモリソウ、コイチョウラン、コジマエンレイソウ、コフタバラン、ジガバチソウ、シコタンタンポポ、ジュンサイ、スナビキソウ、タマミクリ等80種である。対象種が80種となったのは本年度は雪解けが例年より20日以上早く、5月中に開花するものが4月下旬に開花したため、調査時期を逸したためである。
これらの植物のDNA解析のための葉のサンプルを収集し保存した。
なお分担当者、佐野、林にはDNA解析のための薬品を購入し、平成15年以降に研究を行う。サハリンの調査協力者によってカラフトアツモリソウの生育地を確認したので、平成15年に調査とDNA解析のサンプルを収集する。
設備に関して、ノンリニア編集機はDVDのシステム性能が著しく向上したものが平成15年4月に発売されるのでビデオレコーダーのみを購入した。
平成15年度は主に平地の植物を中心とした生態調査、映像記録を行い、映像編集をDVDを中心としたシステムで行う。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 谷口 弘一: "礼文島に生育するカラフトアツモリソウは固有種である"モーリー. 5号. 31-34 (2002)

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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