2004 Fiscal Year Annual Research Report
アジア・イスラーム圏における民主化過程とNGOの役割に関する比較研究
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14390048
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| Research Institution | BUNKYO UNIVERSITY |
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Principal Investigator |
宮原 辰夫 文教大学, 国際学部, 教授 (80247486)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 緋紗子 文教大学, 国際学部, 教授 (10296238)
中澤 政樹 九州産業大学, 国際文化学部, 助教授 (10268823)
外川 昌彦 広島大学, 大学院・国際協力研究科, 助教授 (70325207)
子島 進 東洋大学, 国際地域学部, 助教授 (90335208)
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| Keywords | イスラーム / 民主化 / グローバル化 / NGO |
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| Research Abstract |
われわれはアジア・イスラーム圏(パキスタン・バングラデシュ・インドネシア・マレーシア)を中心に、民主化過程とNGOの役割について、文献調査を継続しながら、段階的に現地調査を行ってきた。年に数回、研究会を実施し、アジア・イスラーム圏のNGOの役割をその国独自の政治・経済的状況や歴史、国際情勢を念頭に入れながら研究報告を重ねてきた。そこで、以下の2点に重点をおいて作業を行うことを確認した。
(1)選挙実施という民主化の過程において、民主主義の理念や市民社会が実現されているのかを検証する。同時に、アフガニスタンやイラクの情勢の変化およびグローバル化が民主化過程にどのような影響を与えているのかについても検証する。
(2)(1)を念頭に入れながら、NGOの実態および役割について、それぞれの国のコンテクストから考察し、その国独特のNGOの役割を析出すると同時に問題点も明らかにする。
平成16年度は、マレーシアとバングラデシュにおいて現地調査を行った。マレーシアでは、マラヤ大学を中心に文献調査を行うと同時に、イスラーム系政党(PAS)の支配州であるマレー半島東岸のNGOを中心に面接調査を実施した。バングラデシュでは、各種NGO団体(プロシカ、BRAC、グラミン銀行など)、イスラーム団体、大学や研究機関(ダッカ大学、バングラ学院など)、政府機関(宗教省、NGO局、イスラーム財団など)、および政治団体(BNP、アワミ連盟、JIなど)を訪れて資料収集、および意見交換を行った。
今年度は、研究の最終年度にあたるため、これまで行ってきた議論を整理し、また段階的に行ってきた文献調査や現地調査、および現地で得た資料などを整理・分析し、最終報告書としてまとめあげている。
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