2004 Fiscal Year Annual Research Report
減衰する熱保薬用植物資源の調査及び超低温保存による保護技術の開発とその普及
Project/Area Number |
14406031
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
宮本 和久 大阪大学, 薬学研究科, 教授 (30028849)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平田 收正 大阪大学, 薬学研究科, 助教授 (30199062)
永瀬 裕康 大阪大学, 薬学研究科, 助手 (00252700)
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Keywords | 超低温保存 / 植物遺伝資源保護 / 技術普及 / 微細藻類 / ビーズ乾燥法 / 国際研究者交流 / タイ / インドネシア |
Research Abstract |
本研究は、急速な環境破壊の進行により熱帯地域において絶滅の危機に瀕している新規医薬品や環境調和型農薬の開発原料として有望な植物遺伝資源を長期間安定に保護する技術を確立するために、東南アジア由来の生物資源を対象とした有用な機能の探索と、その超低温保存法の開発・普及を目的とするものである。 本年度実施した調査・研究め概要は、以下の通りである。 (1)研究代表者が東南アジアの共同研究機関を訪問し、現地の共同研究者と共に、新規微細藻類資源の調査を行った。これらの調査によって得られた株については、現地で順次機能評価を行っている。 (2)平成14年度および15年度に開発した新規超低温保存法の技術講習会を現地研究者を対象に実施し、本技術の普及に努めた。 (3)現地共同研究者とともに、上記の調査研究で有用性が確認された微細藻類株への本法の適用を試み、相当数の株について液体窒素中での保存に成功した。 (4)本研究で開発した技術の普及活動として、別途行っている日本学術振興会の東南アジアとの大型共同研究プロジェクトに関するインドネシアでの成果報告会において、本調査研究で得られた成果の一部を紹介した。
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Research Products
(1 results)