2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14510019
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Research Institution | Saitama-University |
Principal Investigator |
薄井 俊二 埼玉大学, 教育学部, 教授 (90185009)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大橋 修一 埼玉大学, 教育学部, 教授 (70302502)
田村 均 埼玉大学, 教育学部, 教授 (40201628)
小林 聡 埼玉大学, 教育学部, 助教授 (40234819)
飯泉 健司 埼玉大学, 教育学部, 助教授 (70277747)
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Keywords | 天台山記 / 徐霊府 / 山岳誌 / 道教 / 天台山 / 国立国会図書館 |
Research Abstract |
1、研究の最終年度に当たる2004年度は、全体で取り組む活動としての、「天台山記」の翻刻と訳注作りを中心とした活動となった。当初の予定では、「天台山記」全体を対象とすることとしていたが、諸般の事情から、今回は、一丁表から十三丁表までの前半部分のみの翻刻と訳注となった。その内容は、研究成果報告書として、2005年3月に公刊予定である。 2、研究代表者の薄井は、「天台山記」の翻刻と訳注作りを中心的に進めたほか、「天台山記」に収録されている王義之の習書説話について調査を行った。その成果は、2005年度内に公刊予定である。また、六朝隋唐時代の地理書全般についての検討も行い、中国水利史研究会(2004年11月4日)・風土記研究会(同11月28日)において口頭発表を行った。その内容は、2005年度内に公刊予定である。 3、研究協力者の大橋は、書道史的側面からの検討を行ってきたが、その成果の一部を「日・朝・清の文物交流史の-断面-朝鮮通信使を中心として-」「柩銘の展開とその図像について」として公刊した。 4、研究協力者の田村は、地誌学・地理学全般の観点から検討を行ってきたが、その成果の一部を,『ファッションの社会経済史-在来織物業の技術革新と流行市場-』として公刊した。 5、研究協力者の小林は、地理的世界観形成の背景のひとつである政治・社会制度の観点から検討を行ってきたが、その成果の一部を「魏晋南北朝時代礼制与官制的関係」(中国文)として公刊した。 6、研究協力者の飯泉は、「風土記」を中心とした、日本古代の地理的な資料の収集整理と検討を行ってきたが、その成果の一部を「仏像に似る石神-播磨国風土記神島条の生成-」として公刊した。
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Research Products
(5 results)