2003 Fiscal Year Annual Research Report
カント『純粋理性批判』におけるポリツァイ・モデルの意義
Project/Area Number |
14510040
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
平田 俊博 山形大学, 教育学部, 教授 (60113974)
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Keywords | カント / 純粋理性批判 / ポリツァイ・モデル / 法廷モデル / 公共体 / フランシス・ベーコン / 立法モデル / 警察 |
Research Abstract |
18世紀後半におけるドイツ国内での、カント哲学普及に関する文献-カント批判と反批判を含む-、並びに、フランシス・ベーコンのカントへの影響に関する文献を、昨年度に国内及びイギリスとドイツで調査して、ポリツァイ・モデルや法廷モデルや立法モデルに関連して作成した必要文献リストに基づいて、昨年度入手できなかった分を、今年度に購入し、昨年度の分と併せて、分析、研究した。その成果の一部を、カント研究会(平成15年7月27日、上智大学)、日本倫理学会(平成15年10月11日、静岡大学)、日本カント学会(平成15年11月29日、国士舘大学)、日本仏教教育学会(平成15年12月6日、兵庫大学)、京都ヘーゲル研究会(平成16年1月10日、京都大学)、比較思想学会(平成16年1月24日、大正大学)など、できるだけ関連学会に出席して、本研究テーマに関する最新の研究発表に注意すると共に、諸大学、研究所、図書館で文献を調査・収集し、さらに発表もおこなった。 収集した諸文献を概念史的方法を用いて分析し、ポリツァイ、警察、国家、公共体、法廷、司法、立法、三権分立、ディシプリンなどの諸概念の異同と発展を、及びそれらのカントへの影響を、解明した。研究成果の一部を著書(共著)にして発表した-『倫理力を鍛える』小学館、2003年6月20日、総頁240頁、担当分26-38,49-56頁。
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Research Products
(1 results)