2004 Fiscal Year Annual Research Report
過疎地域における在宅老人福祉サービスのモデル化に関する研究
Project/Area Number |
14510198
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Research Institution | AOMORI UNIVERSITY OF HEALTH AND WELFARE |
Principal Investigator |
佐藤 秀一 青森県立保健大学, 健康科学部, 助教授 (80315556)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 秀紀 青森県立保健大学, 健康科学部, 教授 (60265105)
山下 弘二 青森県立保健大学, 健康科学部, 助教授 (70315555)
鈴木 幸雄 北海道医療大学, 看護福祉学部, 教授 (20171267)
松川 敏道 札幌学院大学, 人文学部, 助教授 (40305925)
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Keywords | 過疎地域 / 在宅老人福祉 / モデル化 |
Research Abstract |
目的: 東北地方6県400市町村における老人保健福祉サービス事業実績と社会経済的な成因との関連性、老人保健福祉サービス事業実績豪と豪雪地帯特性との関連性について検討した。 対象と方法: ホームヘルプ・デイサービス・ショートステイの事業実績と人口統計、経済状況、医療供給実態に関する18項目との関連性を、増減法による重回帰分析を用いた。次いで、豪雪地帯分類群と、「在宅サービス総合指標」との関連性について1要因分散分析で検討した。 結果: 「在宅サービス総合指標」における市町村格差には、「一人当たり歳出額」、「所得格差」、「年齢別人口構成比(65歳以上)」、「産業3部門別就業人口比(第2次産業)」の4指標が関連していることを明らかにした。 また、65歳以上100人当たりデイサービス年間利用日数及び「在宅サービス総合指標」と豪雪地帯分類群との間に有意な違いが認められた。一方、65歳以上100人当たりホームヘルプ年間利用日数及び65歳以上100人当たりショートステイ年間利用日数と豪雪地帯分類群との間には有意な違いが認められなかった。 結論: このような市町村間格差は、高齢化の進展度、財政事情、経済立地、産業構造などの相違のみならず、豪雪地帯かどうかの相違によって生じていることが明らかにされた。
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Research Products
(2 results)