2002 Fiscal Year Annual Research Report
現代高校生における社会意識の形成過程に関する実証的研究
Project/Area Number |
14510211
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Research Institution | Tohoku Gakuin University |
Principal Investigator |
片瀬 一男 東北学院大学, 教養学部, 教授 (30161061)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木村 邦博 東北大学, 大学院・文学研究科, 助教授 (80202042)
古賀 正義 宮城教育大学, 教育学部, 助教授 (90178244)
秋永 雄一 東北大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (90212430)
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Keywords | 教育アスピレーション / 職業アスピレーション / 性別役割識 / 価値志向 / 規範意識 / 学習意識 |
Research Abstract |
本年度は、来年度11月に実施を予定している「教育と社会に対する高校生の意識:第5次調査」の準備として以下の作業を行った。 1.過去の調査データの再分析 宮城県内の高校生とその父母を対象に過去4回にわたって実施してきた意識調査データをもとに、高校生の社会意識が形成されるメカニズムについて計量的分析を行い、その成果をもとに研究会を行った。その結果、少子・高学歴化のもとで教育・職業アスピレーションに特異な変動がみられることが報告された。 2.他の研究グループとの交流・資料収集 東京・関西地区で同様に高校生を対象に意識調査を行っている研究グループとの情報交換を行い、高校生に関する教育社会学的研究の現状について検討を行った。そして、高校教育改革が進むなかで、高校生の学習意識の研究が重要であることが確認された。 3.高校教員への聞き取り・懇談会の開催 現在、進行中の高校教育改革が教育現場でどのように受け止められ、実施されているかについて高校教員に聞き取り調査を行うとともに、調査企画をめぐって懇談会を実施した。 4.調査項目の検討 以上の結果をふまえて来年度実施する調査の項目を検討した。主たる調査項目としては、(1)教育・職業アスピレーション、(2)性別役割意識・ライフコース展望、(3)社会観(不公平感・学歴社会イメージ)、(4)価値志向・社会化価値・規範意識、(5)学習意識などを予定している。
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Research Products
(2 results)