2002 Fiscal Year Annual Research Report
規制緩和による経営合理化と労使関係の変化に関する実証的研究
Project/Area Number |
14510229
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
河西 宏祐 早稲田大学, 人間科学部, 教授 (20015837)
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Keywords | 規制緩和 / 経営合理化 / 労使関係 / 私鉄産業 |
Research Abstract |
(1)研究課題に関する文献資料の収集を行い、問題点の把握に努めるとともに、研究課題の設定、調査項目の確定を行った。 (2)交通産業に関して、(1)交通産業労使関係の現状に関する文書資料を収集し、問題点の把握に努めた。(2)私鉄総連の定期大会を傍聴し資料の収集に努めた。また役員に対する聞き取り調査を実施し、規制緩和の現状、私鉄総連の対応の現状について資料を収集した。 (3)私鉄総連中国地方労働組合の定期大会を傍聴するとともに役員、組合員に対する聞き取り調査を実施し、規制緩和への対応の把握に努めた。また同労組の約20年間の運動資料を収集した。 (4)広島電鉄に関して、(1)経営側管理者に対して聞き取り調査を実施し、規制緩和に関する経営側の対応について資料を収集した。(2)支部役員に対する聞き取り調査を実施し、規制緩和・経営合理化に関する支部の対応について詳細な資料の収集に努めた。(3)支部定期大会を傍聴し、職場組合員の規制緩和・経営合理化への対応を把握することに努めた。 (5)職場組織に関して、(1)主要な職場を訪問し、仕事の現状について観察調査をした。(2)職場の監督者に聞き取り調査を実施し、経営合理化への対応について資料を収集した。(3)組合職場委員に聞き取り調査を実施し、経営合理化への対応について資料を収集した。 (6)資料の整理・報告書の作成。 上記の調査によって収集した規制緩和・経営合理化についての資料を整理中である。またこれに先立つ労働時間短縮・経営合理化について原稿を執筆し、大学紀要に掲載した。
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Research Products
(1 results)