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2003 Fiscal Year Annual Research Report

古代製鉄遺跡における操業形態の実体把握

Research Project

Project/Area Number 14510437
Research InstitutionGangoji Institute for Research of Cultural Property

Principal Investigator

山田 哲也  (財)元興寺文化財研究所, 研究部, 研究員 (80261212)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小田 寛貴  名古屋大学, 年代測定総合研究センター, 助手 (30293690)
中村 俊夫  名古屋大学, 年代測定総合研究センター, 教授 (10135387)
塚本 敏夫  (財)元興寺文化財研究所, 研究部, 研究員 (30241269)
Keywords鉄製品 / 加速器質量分析法 / ^<14>C年代測定 / 製鉄遺跡 / 炭素 / 木炭 / 炭素同位体分別 / δ^<13>C値
Research Abstract

古代の製鉄遺跡における操業形態を検討するためには、鉄試料に内在する炭素を高純度に抽出し、高精度に試料調整を行う必要があった。そのため、現代炭素による汚染の可能性をできる限り除去可能な試料の燃焼・CO_2分離・精製ラインを開発した。これを用いて炭素濃度が既知の鉄鉱標準試料で、燃焼・CO_2分離・精製を行い、炭素含有量が少ない場合においても90%以上の炭素抽出効率が得られる燃焼条件を導き、これらの加速器質量分析法による^<14>C年代測定を行った。その結果、現代炭素による汚染のない信頼できる^<14>C年代値を得ることが可能となった。
また、遺跡の考古学的年代値の把握できる製鉄遺跡及び鍛冶関連遺跡の出土鉄試料の加速器質量分析計による^<14>C年代測定を行ったところ、概ね、遺跡の考古学的年代値を示す指標遺物と同じ年代を示し、遺跡の操業時期・操業期間を推定する一助となる測定結果が得られた。これらの研究成果により、製錬遺跡や精錬鍛冶遺跡で出土する鉄滓・鉄塊系遺物の炭素履歴は、その時に用いた木炭に由来していることが明らかになり、鉄滓・鉄塊系遺物の^<14>C年代測定を行うことの正当性と有効性を確認することができた。
しかし、その一方、測定データを蓄積するに従って様々な検討課題が生じた。とりわけ顕著なのは、製錬や精錬に用いられた木炭とそれによって生成された鉄の^<14>C年代値に時間差が観られることである。この時間差はある程度の規則性があるように見受けられる。また、鍛鉄の年代測定において、δ^<13>C値が鉄素材中の炭素由来の元である木炭の代表的なδ^<13>C値よりも大きな値を示し、炭素同位体分別が起こることがあることも明らかになった。これらの事象を今後、解明してゆくことが鉄製品に^<14>C年代を測定して行く上での課題として残った。

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Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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