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2005 Fiscal Year Annual Research Report

『雅俗幼学新書』のデータベース化及び唐話辞書・対訳辞書等との比較研究

Research Project

Project/Area Number 14510452
Research InstitutionToyo University

Principal Investigator

坂詰 力治  東洋大学, 文学部, 教授 (50058103)

Keywords雅俗幼学新書 / 唐話辞書 / 対訳辞書 / 和英語林集成 / 雜字類編 / 森楓齋(源愿) / 節用集 / 近世中国語・唐話・白話
Research Abstract

『雅俗幼学新書』第一巻(全110丁)と第二巻(全130丁)の全見出し語をはじめとした全内容の入力を完了した。本年度は,その一次入力したデータベースをもとに,入力データの遺漏などについて修正・確認作業を行った。これによりデータベース全体の整合性をとることができた。その上で,検索の便を図るため,イロハ順に入力されたデータを第一字目の漢字からの検索が可能になるように進めた。
上記の手続きにより,『雅俗幼学新書』に収録される見出し語の部別,門別の語数とともに,検索をもとに漢字表記の性格についても瞬時に確認することができるようになった。多面的な検索が可能となったことで,今後,江戸後期の漢字表記の一斑を知り得るデータベースとして用いることができると考える。
また,『雅俗幼学新書』の序にもあるように,江戸後期の節用集と収録語は類似している部分がある。ただし,江戸後期の節用集の比較照合だけでは解決が図れない面がある。そこで,先行資料(唐話辞書)と後続資料(対訳辞書)との関係について,漢字表記の面から比較・対照を行った。また,編者森楓齋についても,数種の資料から,その活動実績の一部を明らかにすることができた。
本年度は主に漢字表記と唐話辞書の面から,国語語彙史研究会にて「ヘボンの漢字表記-『和英語林集成』「原稿」を資料として-」(第81回国語語彙史研究会2005.12.3於:大阪大学)と題して口頭発表を行った。
以上の事柄を踏まえつつ,今まで収集してきた未報告の研究成果を整理・報告したい。

  • Research Products

    (4 results)

All 2006 2005

All Journal Article (4 results)

  • [Journal Article] 『狂言記』(正編)に見える漢語2006

    • Author(s)
      坂詰力治
    • Journal Title

      「文学論藻」(東洋大学) 80

      Pages: 166-179

  • [Journal Article] 中世の語法より見た半井本『保元物語』2005

    • Author(s)
      坂詰力治
    • Journal Title

      『築島裕博士傘寿記念国語学論集』汲古書院

      Pages: 489-503

  • [Journal Article] 『和英語林集成』「原稿」が依拠した一書-『雅俗幼学新書』との関わり-2005

    • Author(s)
      木村 一
    • Journal Title

      「日本語の研究」(日本語学会 旧「国語学」) 1・2

      Pages: 35-47

  • [Journal Article] 「ケリ」から「タリ」・「キ」へ-欧文直訳対『西国立志編』を資料として-2005

    • Author(s)
      木村 一
    • Journal Title

      「東洋」(東洋大学) 42-8

      Pages: 19-28

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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