2003 Fiscal Year Annual Research Report
コーパスを用いた現代英語のコロケーションの記述的研究および結合度測定方法の研究
Project/Area Number |
14510514
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
滝沢 直宏 名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 助教授 (60252285)
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Keywords | コロケーション / コーパス / 言語の慣習的側面 / 周辺的言語現象 / t-score / MI-score / 語と構文との共起関係 / 構文と構文との共起関係 |
Research Abstract |
(1)今年度は,5回の発表を行った。 (1-1)英国のGuernsey島で開催された国際会議The 24th International ICAME Conference(2003年4月23日-27日)に参加し,"The deletion of the appositive conjunction 'that' in modern English : The interaction of lexical patterns and syntax"というテーマで研究発表を行った(2003年4月27日)。 (1-2)名古屋大学大学院文学研究科で開催された国際会議「平成14年度・21世紀COEプログラム(名古屋大学)「統合テクスト科学の構築」」(2003年6月7日-8日)に参加し,"The role of corpora in linguistics : Towards properly describing peripheral linguistic phenomena and conventional aspects of language use"というテーマで研究発表を行った(2003年6月8日)。 (1-3)オーストラリアのBrisbaneで開催された13th Biennial Conference of the Japanese Studies Association of Australia(2003年7月2日-4日)に参加し,「語彙的パターンの抽出と文法的環境の記述-ngramの活用」というテーマで研究発表を行った(2003年7月3日)。 (1-4)明海大学で開催された英語コーパス学会(第22回大会)で「英語構文研究の実践-コーパスの貢献-」というシンポジウムにパネリストとして参加し「周辺的な構文を記述するためのコーパス利用-現代英語におけるSOV構文を例に-」というテーマで研究発表を行った(2003年10月25日)。 (1-5)熊本大学で開催された複数の科研プロジェクトの共同主催による「言語・英語研究とコーパス」(2004年3月8日-3月9日)というシンポジウムにおいて「大規模コーパスを利用した現代英語の研究と教育」というタイトルで講演(4時間)を行った(2004年3月8日)。同じシンポジウムで,「現代英語におけるコロケーションの記述-大規模コーパスの利用-」というタイトルで研究発表を行った(2004年3月9日)。 このように今年度は,本科研の課題あるいはそれと深く関係する課題に関して,海外を含め,数多くの発表を行い,参加者から問題点の指摘を受け,考察すべき問題点を整理した。 (2)昨年度に引き続き,コーパスから例文やコロケーション情報を抽出するため,分析に必要なコンピュータ・プログラムの作成を行った。 (3)昨年度に引き続き,コーパスからのコロケーション抽出の方法を検討した。今年度は,t-scoreとMI-scoreを用いることを集中的に検討したが,来年度は,その他の値に関しても検討する。
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Research Products
(2 results)