2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14510646
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
木村 健治 大阪大学, 言語文化部, 教授 (80102797)
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Keywords | 古代ギリシア・ローマ演劇 / 日本における西洋古典の受容 / 西洋古典劇の舞台上演 |
Research Abstract |
本年度は以下の研究を計画し実施した。 1.平成15年9月24日〜30日まで連合王国に出かけ、オクスフォード大学の付置研究所である「ギリシア・ローマ演劇上演資料館」でアマンダ・リグリー研究員と研究の打ち合わせを行い、これまでの研究の経過報告を行った。このことにより判明したのは、「資料館」には日本のデータがほとんどないということであった。また、古代ギリシア・ローマ演劇の世界的権威である連合王国スコットランドのセイント・アンドリューズ大学のエイドリアン・グラットウィック教授に研究の経過を報告するとともに助言を得た。 2.日本の舞台上演に関する資料収集を継続し、次年度の研究成果報告書にまとめる準備を行った。ギリシア・ローマ演劇の上演は戦後になって活発になったが、中でも、1970年以降、蜷川幸雄、鈴木忠志、デヴィド・ルヴォー等が上演の中心であることが分かった。 3.言語文化部・大学院言語文化研究科の共同研究プロジェクト「『文化』の解読(4)--文化批判の機能をめぐって」に参加し、発表を行うとともに、論文「日本における西洋古典学の受容」を、2004年5月に公刊の予定である。
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Research Products
(1 results)