2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14530059
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
清水 一史 九州大学, 大学院・経済学研究院, 助教授 (80271625)
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Keywords | ASEAN / AFTA / 域内経済協力 / 経済統合 / 東アジア / 地域協力 / APEC / 通貨金融協力 |
Research Abstract |
アジア経済危機後の現在のASEAN域内経済協力を、様々な面から総合的に明らかにする研究を進めている。具体的には、第1に、アジア経済危機以降のASEAN域内経済協力、とりわけ2002年のAFTA(ASEAN自由貿易地域)確立以降のASEANの域内経済協力を分析すること、第2に、自動車産業とASEAN域内経済協力の研究、第3に、ASEANの通貨金融面での研究、第4に、ASEANよりも広い、東アジアあるいはアジア太平洋地域における地域経済協力の研究である。 一年目の2002年度は、今後3年間にまとめる研究の基礎を作った。毎年公刊を続けているASEAN域内経済協力に関する英語論文を、今年度も公刊した。また、1998年に出版した「ASEAN域内経済協力の政治経済学』の増補改訂版を出版する準備を進めた。更に、これまで進めてきた「東アジアの地域協力の政治経済的研究」の共同研究を一層進め、ミネルヴァ書房から出版する交渉をまとめ、出版準備を進めている。 また特筆すべきことには、2003年1月、第2回「福岡アジア国際会議(Asian International Forum in Fukuoka)-アジアシンクタンク会合-:グローバリゼーションの進展と東アジアの地域協力」(ポスト・サミット蔵相会議。東アジア11力国とEUの最有力シンクタンクの代表による会合)の第2部東南アジアの座長、並びに第3部総合討論の座長を務め、ASEANと東アジア地域協力に関する研究を進め、同時に今後の研究のためのネットワークを構築してきた。また、この会議の成果を本(英語並びに日本語)としてまとめるため、編者となり編集中である。 以上のように、「ポストAFTAの域内経済協力」の研究は、着実に実績を積み重ねている。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] SHIMIZU, Kazushi: "Intra-ASEAN Economic Cooperation : Research Issues and Methods"Economic Journal of Hokkaido University. Vol.31. 95-111 (2002)
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[Publications] 清水一史: "『ASEAN域内経済協力の政治経済学』増補改訂版"ミネルヴァ書房 (出版予定). (2003)