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2004 Fiscal Year Annual Research Report

観光・交流スポット来訪車両の滞在時間に関する一般数理モデルの構築

Research Project

Project/Area Number 14530075
Research InstitutionAichi University

Principal Investigator

福井 幹彦  愛知大学, 経済学部, 教授 (50132220)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 樋口 義治  愛知大学, 経済学部, 教授 (00131128)
鈴木 尚通  松本大学, 総合経営学部, 教授 (70171238)
Keywords確率過程 / 消滅率 / ワイブル分布 / 滞在時間 / 観光・交流 / 来訪車代数 / 数理分析
Research Abstract

今回調査・研究を行った,三遠南信地方の3カ所の日帰り型温泉施設は,愛知県や静岡県の都市部から日帰りで余暇を楽しむことのできる位置にある.これらの施設において,2002年10月から2003年12月まで,原則として毎月平日と休日の1日ずつ,開館時刻から17時まで1時間おきに,それらの施設への来訪車のナンバーを計測した.計測は3カ所合計で,81日間行われた.そのデータから計測時刻間隔の1時間の間に来訪した車の滞在時間分布を作るためには,計測にかからなかった来訪車台数の補正,滞在時間の補正を行わなければならない.その際,来訪した車が駐車場から出て行く過程を確率過程(純消滅過程)としてとらえ,滞在時間を表すために適当な関数を推定し,計測にかからなかった台数を補正すると共に,平均滞在時間を求めた.
消滅率が時間のべき乗に比例すると仮定すると,滞在時間分布はワイブル分布になる.延べ数日間にわたる予備的な計測で得たデータの解析から,滞在時間分布は,消滅率が時間の0.5乗に比例する場合から1乗に比例する場合の間がよいことが推測されていた.しかし,今回は81日間にも及ぶデータが得られたので,実測値で,滞在時間が1時間未満の場合から,数時間に渡る場合まで,様々なケースのデータが得られた.実際に今回のデータを解析すると,0.5乗の場合は来訪車の滞在時間が短いとき,t=0における平均来訪車台数の補正値が大きくなり過ぎてしまい,消滅率が時間の1乗に比例する場合の方がデータ解析に適している事が分かった.
補正した来訪車の滞在時間分布から,平均来訪車台数と平均滞在時間を求め,それらの時間依存性,季節依存性を求め,3カ所の施設の特性を分析した.平均来訪車台数の補正値は実測値よりも1割前後大きくなる.この点を除くと,実測値から,各施設へのナンバー別平均来訪車台数の季節変動,時間変動なども求めることがでる.これらのデータを用いても,各施設の特性を分析した.

  • Research Products

    (4 results)

All 2005 2004 2003

All Journal Article (4 results)

  • [Journal Article] 三遠南信地方の日帰り型温泉施設における観光・交流人口の動向2005

    • Author(s)
      福井幹彦, 鈴木尚通
    • Journal Title

      松本大学地域総合研究 第5号

  • [Journal Article] 観光・交流スポット来訪車両の滞在時間に関する一般数理モデルの構築2005

    • Author(s)
      福井幹彦, 樋口義治, 鈴木尚通
    • Journal Title

      文部科学省科学研究費補助金研究成果報告書

  • [Journal Article] 三遠南信地方の観光・交流施設来訪者の滞在時間に関する数理分析2004

    • Author(s)
      鈴木尚通, 福井幹彦
    • Journal Title

      愛知大学経済論集 第166号

      Pages: 233-253

  • [Journal Article] 観光・交流スポット来訪者の滞在時間に関する数理分析2003

    • Author(s)
      鈴木 尚通
    • Journal Title

      松本大学研究紀要 第1号

      Pages: 63-77

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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