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2002 Fiscal Year Annual Research Report

IT(情報技術)革命と産業革命の比較研究―技術の国際伝播に関する考察―

Research Project

Project/Area Number 14530162
Research InstitutionHannan University

Principal Investigator

伊田 昌弘  阪南大学, 経営情報学部, 教授 (50223079)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 島 浩二  阪南大学, 流通学部, 教授 (90131490)
Keywordsインターネットの普及の仕方 / 予期せざる利用法 / 技術の国際伝播のしかた / 技術発展におけるポジション変化 / 米国企業の逆襲 / 国際標準化
Research Abstract

今年度の研究実績は以下の4点である。
(1)インターネットの普及の仕方には固定系PCによるものと携帯電話を利用した移動系があり,特に後者はNTT-DoCoMoをはじめとする日本の技術開発の独壇場となってきた。今年度は,国際的提携と競争を軸とした研究・整理をしてきたが,NTTと並んで欧州のVodafoneとの対抗関係が抽出された。また,技術の方向性としては,ブロードバンドを反映してフォーマなどの第3世代携帯にも注目したが,実際はJ-フォンに代表されるカメラ付き携帯のような静止画のレベルの方が市場による評価を受けており,「予期せざる利用法」の1例として注目される。
(2)固定系PCの分野ではブロードバンドにおいて,今や世界一となった韓国のインターネット事情が注目に値する。韓国政府が2002年に発表した「グローバルリーダー,eコリア建設構想」では,インターネットが技術発祥国米国のものだけではないことを物語っており,「技術の国際伝播のしかた」に一石を投じている。「技術発展におけるポジション変化」の一例と考えている。
(3)さらにこの間,米国企業の逆襲ともいえる「パームコンピューテング」(携帯電話とは違ったモバイル)にも注目しなければならないことが判明した。これは文字入力スペースが携帯電話による小さいスペースや文字変換の手間隙を解消しようと狙ったものであり,さらに文章や表が移動中にも編集加工できるというものである。日本企業にとっては今後国際標準化の中でライバルとなる存在である。
(4)鉄道普及については,文献の整理とデータベース化に着手した。
以上をもとに,平成15年度は「技術の海外伝播」のしかたについてインド,台湾,中国,およびアイルランドに注目し,海外視察および現地関係者との討論を行う準備段階を整えた状況である。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 伊田昌弘: "ビジネスモデル特許に内在する諸問題"国際ビジネス研究学会第9回全国大会(神戸商科大学). (2002)

  • [Publications] 伊田昌弘: "Mobile Internet in Japan"Adelaide Graduate School of Business, Australia. (学会発表). (2003)

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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