2002 Fiscal Year Annual Research Report
グローバルスタンダードに対応するトライアングル体制のあり方に関する研究
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14530175
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
加古 宜士 早稲田大学, 商学部, 教授 (50094967)
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Keywords | グローバルスタンダード / トライアングル体制 / 証券取引法会計 / 企業実態開示機能 / 分配可能利益算定機能 / 会計基準設定主体 / 国際会計基準 / 会計基準の国際的調和 |
Research Abstract |
(1)近年、急速に進展しつつあるグローバルスタンダードに対応して、わが国の伝統的な企業会計のスキームである「トライアングル体制」は、今後どのように維持され、または変革されるべきか、そのあるべき方向性について研究した。 (2)本研究においては、トライアングル体制から証券取引法会計を分離独立させることによって、一方において日本基準と各国基準との国際的調和を試み、証券取引法のもつ企業実態開示機能を一層徹底して遂行すると同時に、他方において商法会計・法人税法会計のもつ分配可能利益算定機能をも的確に遂行しうる会計の体系化を試みた。それは、伝統的な企業会計制度を見直し、高い次元での新しいトライアングル体制として再構築することを目指そうとしたものである。 (3)最近におけるグローバルスタンダードの形成過程を整理するとともに、わが国の企業会計制度が、それらの国際的動向にどのように対応してきたかを、次の2点に分けて歴史的に研究した。 (1)国際会計基準理事会を含む各国の会計基準設定主体が、現に提案し、あるいはすでに設定・公表した会計諸基準の特徴を、歴史的・個別的に整理分析した。 (2)上記(1)に対し、わが国の会計基準設定主体がどのように対応してきたか、その経緯を歴史的に整理分析した。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 加古宜士: "財務会計情報の拡大とその量的・質的分析"商学研究科紀要(早稲田大学大学院). 56号. 1-8 (2003)
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[Publications] 加古宜士: "新公益法人会計基準が目指すもの"税経通信. 57巻13号. 2-3 (2002)
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[Publications] 加古宜士他: "中小会社の会計のあり方について"JICPAジャーナル. 14巻10号. 20-42 (2002)
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[Publications] 加古宜士: "グローバルスタンダードとトライアングル体制"企業会計. 54巻1号. 18-23 (2002)
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[Publications] 加古宜士, 川村義則: "日本道路公団における財務諸表の特徴と問題点"産業経営(早稲田大学産業経営研究所). 32号. 1-29 (2001)
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[Publications] 加古宜士他: "全面時価会計の行方を探る"JICPAジャーナル. 13巻12号. 7-25 (2001)
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[Publications] 新井清光著, 加古宜士補訂: "新版財務会計論"中央経済社. 1-437 (2002)