2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14540069
|
Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
西村 尚史 横浜国立大学, 教育人間科学部, 助教授 (80189307)
|
Keywords | 可微分写像の特異点 / 認識問題 / マザー理論 / 国際研究者交流 / ドイツ |
Research Abstract |
本研究の研究目的は、認識問題に肯定的に答え得る、研究代表者によって発見された全く新しい方法に対し、(1)判定が容易になるように改良する (2)普及を図る (3)パラメータ付きバージョンなど様々なバリアントの構築 の3点であったが、これらの目的に対して以下を実施した。 a 研究代表者の新しい方法を取入れた著書の出版((2)の実施) b Joachim Riege教授(マルティン・ルター大学、ドイツ)を招聘し、研究代表者の新しい方法を詳細に説明するとともに、Rieger教授の方法も詳しく教えてもらうなどの研究討論を何度も行った。((1)、(2)、(3)の実施) c 北海道大学、鹿児島大学、琉球大学などに出張し、研究討論を行った((1)、(2)、(3)の実施) 特にbにおいては、改良の望ましい方向について新しい見識を得たが、斬新な新しい改良にはいまだ結びついていないので、まだ論文としてまとめる段階ではない。 また、cにおいては、本研究開始時点では想像すらしていなかった新しい展開も生まれつつある。代数幾何学において長年にわたって未解決問題として名高い「generic projectionのgoodness予想」との関連がそうであり、本研究の延長線上でこの予想の肯定的解決が可能かもしれない、との予感を得ている。すでに部分的な肯定的解決という結果は得られているが、現時点では完全な解決を目指しており、どの段階で論文として著わすかは未定である。
|
Research Products
(1 results)