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2004 Fiscal Year Annual Research Report

タデ科植物アイのインジカン合成経路の解明

Research Project

Project/Area Number 14540605
Research InstitutionOkayama University of Science

Principal Investigator

南 善子  岡山理科大学, 理学部, 助教授 (60192762)

Keywords植物の2次代謝 / インジカン / インジゴ / トリプトファン合成酵素 / UDP-グルコシルトランスフェラーゼ / cDNAクローニング / シトクロームP450
Research Abstract

インジカンは,タデ科植物アイの葉に多量に蓄えられる二次代謝産物である。藍染に用いられる染料インジゴは,インジカンから作られる。生体内では,トリプトファン合成経路の中間産物であるインドールがシトクロームP450によりインドキシルに酸化され,UDP-グルコシルトランスフェラーゼによりグルコースが付加され,インジカンを生成すると考えられる。昨年度得られたP450 cDNAの配列を決定した。また,UDP-グルコシルトランスフェラーゼのクローニングも引き続き試みた。さらに,一次代謝経路からインジカン合成へのスイッチング機構の解明のためにトリプトファン合成酵素のcDNAクローニングを行った。
(1)シトクロームP450 cDNAの塩基配列を決定した。アイ植物もまた,いくつかのアイソザイムを持つことが予想され,このクローンがインドールを基質とするかどうか今のところ不明である。現在,大腸菌での発現を試みており,今後,発現タンパクの活性や性質の解析を予定している。
(2)アイの各組織での本酵素の発現量の違いを利用し,ACP-PCR技術を用いて,UDP-グルコシルトランスフェラーゼのクローニングを進めた。しかし,本酵素の配列を得ることはできなかった。そこで,現在はUDP-グルコシルトランスフェラーゼを発現していないカルス組織と葉の組織での全タンパク質の二次元電気泳動を試み,網羅的に解析を行っている。
(3)昨年,RT-PCRにより得たアイのトリプトファン合成酵素βサブユニットcDNAの塩基配列を決定した。また,アイソザイムであると考えられる配列の異なる2つのクローンを得た。現在,この配列決定を進めている。3つの酵素がいつどこで発現するのか,どのように二次代謝と関わるのか。リアルタイムPCRなどを使って解析を進める予定である。

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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