2005 Fiscal Year Annual Research Report
ナショナルグリッドの構築とネットワークウォーム型粒子シミュレーションコードの開発
Project/Area Number |
14550055
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
蔡 東生 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 助教授 (70202075)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
COLE James B. 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 助教授 (20280901)
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Keywords | Grid / Globus Toolkit / Cactus Toolkit / D-to-D通信 / 自己組織化 |
Research Abstract |
Grid Computingは、″Power Grid(電力供給網)″に由来する呼称で、電力と同じように、普遍的計算機リソースがネットワークから必要なだけ支払ったその対価に応じて供給されるという考えに基づいているとも、ウェッブが情報だけの提供に対して、グリッドは計算パワー、可視化、情報、センサー、セキュリティなどの計算リソースを統合し、協調的にユーザに提供できるサービス、広範囲なネットワーク上でファイルやアプリケーションを多数の利用者が共有できるという包括的な概念を包含する。米国ではNational Science Foundation, NASAなど、英国ではNational Grid,欧州ではEU Gridがパイロットプロジェクトを立ち上げている。日本でも、各大学の情報基盤センターがSuperSinetなどグリッド対応ネットワークの利用に先駆け、グリッド協議会を立ち上げている。その目的は、グリッドサービスに先駆け、大規模グリッド計算環境のテストベッド利用の枠組みを検討することである。本研究グループは積極的にグリッド協議会に参加し、京都大学、名古屋大学、筑波大学のスパコンをつないだ大規模グリッド計算実験を行っている。また、すでに、京都大学、名古屋大学、宇宙科学研究所のスパコンのグリッド利用許可を得ている。本研究では、粒子コードの並列化を行い、上記の広域グリッドプラットフォーム上で、GlobusMPIを使い広域グリッド粒子シミュレーション実験を行った。資源配分、ネットワーク速度を考慮した、自動最適資源配分化により、広域並列計算においても、クラスター並列並みの実行速度を得た。
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Research Products
(7 results)