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2004 Fiscal Year Annual Research Report

二液界面を利用した結晶性高分子複合膜の開発

Research Project

Project/Area Number 14550675
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

沖原 巧  岡山大学, 工学部, 講師 (70243491)

Keywordsポリ2ビニルピリニン / ポリスチレン / アイソタクチック / 結晶化 / 接合
Research Abstract

本年度は昨年度に引き続き複合膜を作製する上で重要となる基礎成分となる各高分子の溶液からの結晶化挙動を明らかとした。特に膜を作製する上で、その特異な結晶化挙動を利用するポリ2ビニルピリジンの挙動の解明は不可欠の要素である。また、ポリスチレンとポリ2ビニルピリジンの結晶化の特徴を利用して接合膜を作製することにより、複合化をはかった。
ポリ2ビニルピリジンの溶液からの結晶化挙動については、炭化水素とアルコールの混合溶媒において低温で溶解状態であり、高温にすると単結晶として析出するという挙動を明らかとしているが、この結果を利用して、アイソタクチックポリスチレン結晶とアイソタクチックポリ2ビニルピリジン結晶の接合による複合膜を作製する。まず、ポリスチレン結晶を、融液上で生成させた。この作製した結晶をポリ2ビニルピリジン溶液に漬け、昇温させた。ポリスチレン結晶上にポリ2ビニルピリジンの結晶が生成し、結晶の接合による複合化をはかることができた。この方法によれば、ポリスチレン結晶をポリ2ビニルピリジン結晶が融解するほど高温にする必要がなく、ポリスチレン結晶を融解させることなく結晶同士を膜として、複合化をさせることができる有効な方法であることがわかった。さらに膜として複合化を進めるためには、均一化などの問題があるが、複合化は可能であることがわかった。さらに成果については現在投稿準備中である。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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