2002 Fiscal Year Annual Research Report
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14550723
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
片山 巖 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (10029192)
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Keywords | 金属間化合物 / コバルトガリウム合金 / 不定比性 / 格子欠陥 / 熱力学 / 起電力法 / B2型化合物 / 安定化ジルコニア |
Research Abstract |
1.B2型結晶構造を持つコバルトガリウム合金と、それに微量のアンチモン(1-3at%)あるいはゲルマニウム(2-6at%)を添加した合金中のガリウムの活量を固体電池起電力法により1200K付近で測定し、次のような知見を得た。 1)純粋な二元系合金では、組成比1/1を境に、高コバルト側では活量値の変化は小さいが高ガリウム側では大きく上昇し、筆者らの従来の結果を再現した。 2)アンチモン添加により、添加量の増加に伴って活量は大きくなる。1対1の組成を境に活量に及ぼす添加の影響は異なり、高いガリウム濃度側では2%と3%の添加の効果はほぼ同じになる。 3)ゲルマニウムを添加すると添加量の順に活量は大きくなるが、1体1の組成付近を境にと無添加の場合と比べて、高ガリウム濃度側では添加量が少ないほど無添加の場合との差が小さくなる。 4)これらは点格子欠陥の種類と密接に関連した格子定数の測定から推定できる結果と対応している。 2.アルミニウムを含む合金(Co,Ni)Alの活量測定は、フッ素分圧を一定に保持する方法が2種類あり、信頼性の高い方法を模索中である。この系の活量値は報告例がないので是非とも実現したい。
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