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2002 Fiscal Year Annual Research Report

AGEの蓄積における酵素的作用の解析とそのフラボノイドによる調節

Research Project

Project/Area Number 14560090
Research InstitutionIwate University

Principal Investigator

長澤 孝志  岩手大学, 農学部, 助教授 (80189117)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 伊藤 芳明  岩手大学, 農学部, 助手 (50312517)
Keywordsグリケーション / フラボノイド / アルドース還元酵素 / AGE / ラット
Research Abstract

1.アルドース還元酵素活性に及ぼすフラボノイドの影響
ラット肝臓および腎臓ホモジネート可溶性画分を粗酵素として、各種フラボノイドのアルドース還元酵素活性に及ぼす影響を検討した。対照として用いたスルフレチンは100μM程度で阻害活性を示した。ケルセチン、ルチン、G-ルチン、イソラムネチンは1000μM程度で阻害活性を示したが、ヘスペリジンとカテキンは阻害しなかった。これらから、フラボン、フラボノールの7位に水酸基をもつこと、2、3位に二重結合をもつことが必要であることが示唆された。
2.糖尿病ラットにおけるアルドース還元酵素活性と食餌フラボノイドの影響
5週齢Wistar系にストレプトゾトシンを投与し糖尿病を誘発させ、1月間0.2%G-ルチン含む20%カゼイン食を給与した。糖尿病の発症により肝臓、腎臓、眼球のアルドース還元酵素活性とAGE含量は10〜20%程度上昇した。骨格筋には影響を与えなかった。G-ルチンの摂取はアルドース還元酵素活性および抗AGEおよび抗ピラリン抗体を用いたウエスタンブロットにより求めたAGE蓄積量を正常レベルまで低下させた。またアルドース還元酵素により生成する3-デオキシグルコソン濃度も酵素活性と同様の変化を示し、食餌フラボノイドがアルドース還元酵素を阻害することを明らかにした。
3.プロテアソームによるAGE化タンパク質の分解
本年度は可溶性画分のAGE断片を検出するため、抗AGE抗体を用いたELISA法を構築した。また、モデルとして、酸化修飾した骨格筋タンパク質を用いて分解系の関与を検討した。その結果、プロテアソームが顕著に分解することと、プロテアソームそのものが活性酸素に対して抵抗性があることを認めた。これは、グリケーションにいてもプロテアソームが関与できること示唆する。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Nagasawa, T., Tabata, N., lto, Y., Aiba, Y., Nishizawa, N., Kitts, D.D.: "Dietary G-rutin suppresses glycation in tissue proteins of streptozotocin-induced diabetic rats"Molecular and Cellular Biochemistry. (発表予定). (2003)

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Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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