2002 Fiscal Year Annual Research Report
間質性肺炎におけるプロスタノイド受容体サブタイプの解析
Project/Area Number |
14570427
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
遠藤 平仁 北里大学, 医学部, 講師 (20213598)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内山 真主美 北里大学, 医学部, 助手 (40296447)
田中 佳明 北里大学, 医学部, 助手 (80265595)
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Keywords | 間質性肺炎 / プロスタクランジンE_2 / プロスタブランジンE受容体 |
Research Abstract |
1.ブレオマイシン投与実験投与マウス間質性肺炎モデルにPPARγアゴニストのProstaglandinJ2を投与すると気管支肺胞洗浄液中の炎症細胞の減少および肺組織変化を抑制しまた肺のヒドロキシプロリン含量も抑制した。またPGJ2投与により肺内に誘導されるTGFβやFGFおよびGTGFなどの線緯化促進因子は抑制された。以上の結果より間質性肺炎の治療にPPARγアゴニストが有用ではないかと考えられた。 2.PGE2受容体EP3欠損マウスにプリスタンを投与すると間質性肺炎を惹起し死亡する。Wildタイプマウスでは認められずまたEP3ノックアウトマウス肺組織より分離培養した肺線維芽細胞はIL1βに対する増殖効果が強くまたWildタイプ肺線維芽細胞はTGFβ添加によるConnective Tissue Growth Factor (CTGF)誘導作用をEP3アゴニストは抑制した。以上より肺内のProstaglandinE受容体サブタイプのなかでEP3は間質性肺炎及び線維化を抑制する作用を有しておりあらたな治療に結びつくと、かんがえられた。
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Research Products
(1 results)