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2002 Fiscal Year Annual Research Report

新しいIKKキナーゼNAKに結合するNAKBPのクローニングと分子機能の解析

Research Project

Project/Area Number 14570490
Research InstitutionNagoya City University

Principal Investigator

妹尾 恭司  名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 助手 (30295589)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中西 真  名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (40217774)
城 卓志  名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 助教授 (30231369)
KeywordsNF-κB / TNF-α / NAK / IKK / NAKBP
Research Abstract

昨年度作成したNAKBP抗体を用いて内因性のタンパク質の解析を行った.NAKBPタンパク質は主に細胞質に局在しており,NAKと局在が一致した.
また,Hela細胞の細胞破砕液をNAKBP抗体を用いて免疫沈降すると,NAKタンパクが共沈してくることが確認された.この結合はTNF-α,IL-1β,PMAなどの刺激によっては変化せず,常にNAK-NAKBPは細胞質で複合体を形成していることが判明した.この複合体はPMA刺激により活性化されIKKβをリン酸化するのみならず,TNF-α,刺激によっても活性化されることを見いだした.さらにTNF-αによるアポトーシスに対する影響をTUNEL法を用いて検討したところ,NAKBPをRNAiを用いて発現抑制させるとアポトーシスが高率に誘導されることが明らかとなりTNF-αによるNF-κBの転写活性化に必須だとするNAK(T2K)のノックアウトマウスの結果と一致した.以上の結果は現在投稿準備中である.
次にNAKBP遺伝子を個体に投与するためpAdeno-Xベクターを用いてアデノウィルスを作成した.このウィルスは培養細胞中では非常に高率にNAKBPタンパクを発現することがウェスタンブロット法で確認され,現在炎症性腸疾患マウス,慢性膵炎ラットモデルへの投与方法を検討中である.
今後,様々な消化器病疾患でのNAKBP-NAK複合体の発現,活性を検討し,特に炎症疾患における病態の解明を行う予定である.

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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