2002 Fiscal Year Annual Research Report
バクテリオファージで作製したペプチド抗原に対するクローン病リンパ球の遺伝子発現
Project/Area Number |
14570525
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Research Institution | Hyogo Medical University |
Principal Investigator |
福田 能啓 兵庫医科大学, 医学部, 助教授 (60148640)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷田 憲俊 兵庫医科大学, 医学部, 助教授 (30140437)
小坂 正 兵庫医科大学, 医学部, 助手 (90330464)
田村 和民 兵庫医科大学, 医学部, 講師 (70104247)
田村 和朗 兵庫医科大学, 医学部, 助教授 (20278823)
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Keywords | クローン病 / 遺伝子発現 |
Research Abstract |
クローン病10症例、健常対象者9例からヘパリン採血(9ml)し、白血球を分離し総RNAを抽出した。クローン病症例と健常対象者の平均抽出RNA量は37.9μg/personおよび29.1μg/personであった。総RNAを電気泳動し、各々の症例に28S、18Sが存在することを確認した。Van Gelderらの方法に従って、T7 RNAを増幅した。4608genesを用いたパネルにおいてmicroarray hybridizationを行った。発現した遺伝子をcluster分析し、疾患群と健常対照群とで比較したところ、遺伝子発現が異なるパターンを示した。現在発現パターンの異なる遺伝子群の解析を進めているところであり、疾患群においては、臨床症状、病変の広がり、病勢指標との関連性、治療内容の相違における発現の変化などを分析中である。 一方、バクテリオファージによるペプチドライブラリーから選別した4種類のペプチドを用いた抗CDP抗体測定系を作成した。この測定系による血清抗CDP抗体の存在はクローン病に特異的であり、潰瘍性大腸炎や健常対象者ではほとんど陽性にならない。分離採取した白血球細胞とCDP抗原との接触で、抗CDP抗体の産生が疾患群と健常対象者群で差があるかどうかを検討する。
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Research Products
(1 results)