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2002 Fiscal Year Annual Research Report

皮膚線維症におけるI型コラーゲンおよび関連分子遺伝子転写調節機構の解析

Research Project

Project/Area Number 14570799
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

籏持 淳  千葉大学, 大学院・医学研究院, 助教授 (90172923)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 鎌田 憲明  千葉大学, 大学院・医学研究院, 助手 (00334186)
中村 康博  千葉大学, 医学部附属病院, 助手 (80323418)
新海 浤  千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (90030957)
KeywordsI型コラーゲン / III型コラーゲン / コラゲナーゼ / 遺伝子発現 / 転写因子 / Ehlers-Danlos症候群
Research Abstract

線維化は膠原線維の増生を特徴とし、皮膚線維症、すなわち強皮症、ケロイド、肥厚性癖痕、Shulman症候群などにおいても真皮の膠原線維の主成分であるI型コラーゲンの真皮における過剰な沈着をその病変の特徴としている。コラーゲンの過剰な沈着をきたすメカニズムとして最も重要なことはI型コラーゲンの過剰な産生であり、既に強皮症やケロイドでそれが真皮線維芽細胞におけるI型コラーゲン遺伝子の転写レベルでの過剰産生によることが明らかにされている。我々もこれらの患者の真皮より初代培養し得た線維芽細胞における発現調節の解析を行い、遺伝子発現調節因子およびcis-DNA-エレメントとコラーゲン産生に影響するサイトカインや疾患との関係を調べてきた。一方では私共はマウスα2(I)コラーゲン・プロモーター遺伝子に結合し、転写を制御する因子すなわち,CCAAT結合因子,Nuclear Factor Iおよび近年私共がクローニングし、c-myc上流遺伝子結合因子Purα/Purβであることを明らかにしたColF1についての同定、精製、特徴づけ等をマウスNIH3T3細胞を用い行い、その転写制御機構を解析してきた。またI型コラーゲンの関連分子である真皮膠原線維に多く含まれるIII型コラーゲンおよびそれらの分解酵素のコラゲナーゼ(MMP-1)の発現の関連性についても解析してきた.Ehlers-Danlos症候群はこれらの分子の異常により皮膚の脆弱性、過進展などを主症状とする疾患であるが、今回、その真皮線維芽細胞を初代培養しI型およびIII型コラーゲンの産生能を調べたところ、IV型Ehlers-Danlos症候群の少なくとも5症例由来線維芽細胞でIII型コラーゲン発現の著明に低下していることを明らかにした。今後はこれらの線維芽細胞株を用いて発現調節のメカニズムを検討していく予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Akira Watanabe: "Ehlers-Danlos syndrome type IV with few extrathoracic findings : a new recognized point mutation in the COL3A1 gene"Eur Respir J. 19(1). 195-198 (2002)

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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