2002 Fiscal Year Annual Research Report
HIVウイルスベクターを用いた遺伝子機能解析法の開発
Project/Area Number |
14570814
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Research Institution | 大分医科大学 |
Principal Investigator |
園田 祥子 大分医科大学, 医学部, 助手 (80253780)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鵜島 雅子 大分医科大学, 医学部, 助手 (90336256)
平松 和史 大分医科大学, 医学部, 助手 (80301381)
中島 一敏 大分医科大学, 医学部, 助手 (90305037)
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Keywords | HIVウイルスベクター |
Research Abstract |
H14科研 研究実績報告書 本年度は、GFP発現HIVウイルスベクターの調整と導入効率について実験を行った。 1、GFP発現HIVウイルスベクターの調整 各プラスミド、1)パッケージングプラスミド、2)Revプラスミド、3)エンベローププラスミド、4)SINベクタープラスミドをコンピテントセル(JM109)に形質転換し、大量培養を行った。プラスミド調整キット(QIAGEN社)を用いて精製度の高いプラスミドDNAをmg単位で調整した。これら4つのプラスミドDNAを293細胞(human embryo kidney由来)に様々な条件下でトランンスフェクションした。トランスフェクション後2日目より蛍光顕微鏡にて、293細胞のGFPの発現を確認し、3日目にその培養上清をHIVウイルスベクターとして得ることができた。 2、GFP発現HIVウイルスベクターの力価の測定 1)サンドイッチELISA法によるウイルス蛋白の定量 HIVのカプシド蛋白であるp24に対する抗体を用いてサンドイッチELISAを行った結果、培養上清中のp24蛋白量は、約2ng/mlで、理論上10^3TU(transfection unit)/mlの力価を得た。 2)ウイルスベクターの感染価の測定 この培養上清の細胞に対する感染価を調べるため、293細胞に感染を試みたところ、1:10の希釈倍率まで、GFPの発現を確認できた。 3、現在、ウイルスベクターの感染価を上げるため、プラスミドDNA導入効率の条件、ウイルスベクターの濃縮法について、検討を行っている。
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