2002 Fiscal Year Annual Research Report
外胚葉形成異常症におけるEDA/EDARの遺伝子診断、機能および病態に関する研究
Project/Area Number |
14570815
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
四本 信一 鹿児島大学, 医学部附属病院, 講師 (70244241)
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Keywords | KID症候群 / コネキシン26 / DNA / 遺伝子解析 |
Research Abstract |
方法 外胚葉形成異常症患者のEDA/EDARの変異解析 XLHED家系、AD/ARHED家系、KID syndrome家系、その他の類似疾患患者、および正常人コントロールを対象とする。genomic DNAを抽出し各exonをPCRで増幅しシークエンスする。その後DNA診断を実施する。 結果 Keratitis-Ichthyosis-Deafness症候群家系について、EDAR遺伝子を解析したが、変異は検出されなかった。そこで、Connexin-26の変異について解析を行った。GJB2がコードする蛋白Connexin-26の構造・機能、および本邦のKID症候群4症例におけるGJB2を解析した結果、D50とG45にミスセンス変異を認めた。G45にも変異を認めたが、この変異はrare polymorphismの可能性がある。
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