2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14570847
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Research Institution | 福井医科大学 |
Principal Investigator |
木村 浩彦 福井大学, 医学部, 助教授 (10242596)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土田 龍郎 福井大学, 医学部附属病院, 助手 (70303386)
植松 秀昌 福井大学, 医学部附属病院, 助手 (00313768)
越元 佳郎 福井大学, 医学部, 助手 (90311688)
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Keywords | Brain / 慢性虚血 / MRS / Perfusion / 脳障害 |
Research Abstract |
1.動物実験:3T MRI撮像装置を利用し、rat脳虚血再還流モデルを用い、T2 images、perfusion images(CASL),MT images、MRSのdata収集を行った。正常rat(N=4)虚血model rat(N=5)のdata収集ができた。現在結果を解析中であるが、予備的結果では、正常ratに比べ、MRSにて、NAAの低下が、2-3週間の経過でみられた。これは、NAAが脳神経細胞に特異的に存在することから、虚血後の慢性の脳障害を反映するものと考えられた。また、MTRも同様の経過を示した。次年度は、ratの数を増やし実験を継続する予定である。さらに、虚血後のいくつかの時間で障害の変化を組織学的に検討する予定である。(HE染色、ミエリン染色etc) 2.臨床研究:人脳を対象とし、3T MRを用い、血流測定のためのCASL perfusionを利用し、正常人(N=5)及び、慢性閉塞性脳血管障害患者(N=5)の両者にて、MRによる脳血流計測の基礎dataを収集することができた。CASLの調整が課題として残ったが、これらの結果の一部を予備的結果ではあるが、日本MR学会に報告した。(木村、他:3T CASL perfusion imaging:定量化のための基礎的検討、日本磁気共鳴医学会雑誌、VOL.23,supplement、PP.88)
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Research Products
(1 results)
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[Publications] Kimura H, Koshimoto Y, Ishimori Y, Ito S, Kabasawa H: "Perfusion imaging : with special reference to continuous arterial spin labeling"日本医学放射線学会雑誌. 63(5Suppl). 13-17 (2003)