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2002 Fiscal Year Annual Research Report

非侵襲的なエストロゲン受容体および糖代謝測定による新しい乳癌診断法の開発

Research Project

Project/Area Number 14570867
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

佐々木 雅之  九州大学, 医学部附属病院, 講師 (40240907)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 林 和孝  九州大学, 医学部附属病院, 助手 (00325458)
古賀 博文  九州大学, 医学部附属病院, 助手 (90343318)
桑原 康雄  九州大学, 医学部附属病院, 助教授 (30150436)
中川 誠  九州大学, 大学院・医学研究院, 助手 (80263838)
KeywordsF-18エストラジオール / F-18 FDG / ポジトロンCT / コインシデンスカメラ / エストロゲン受容体 / 糖代謝
Research Abstract

1.今年度は、16α-[^18F]fluoro-17β-estradiol(F-18 FES)および2-deoxy-2-[^18F]-fluoro-D-glucose(F-18 FDG)の体内分布を、陽電子放出核種と単光子放出核種の両方の測定が行えるコインシデンス回路搭載シンチレーションカメラ(以下、コインシデンスカメラと省略)での測定法を確立するために、コインシデンスカメラの基本性能をファントムを用いた評価検討した。
2.計数率特性と感度は、28×25×16cmの直方体ファントムに濃度の異なるC-11水溶液を満たして測定したところ、0.35μCi/ml以下で良好な直線性を認めたが、高濃度では不感時間が長く十分な検査ができないことが明らかとなった。また、装置の感度は15kcps/μCi/mlであった。
3.空間分解能は直径1mmのチューブにF-18水溶液を満たして測定したところ、視野中心での半値幅は5.6mmと良好であった。
4.濃度線形性はパイ型ファントムに異なる濃度のF-18水溶液を満たして測定し、3.5μCi/ml以下で良好な直線性を認めた。
5.腫瘍集積の検出能は直径9.8mm〜56.0mmの球形ファントムおよびバックグラウンドにF-18水溶液を満たして測定した。この結果、バックグラウンドに放射能がない場合はすべてのファントムが検出可能であったが、バックグラウンドに0.5倍濃度の放射能がある場合には20mm以下のファントムは検出できなかった。
6.以上の結果より、コインシデンスカメラは陽電子放出核種による腫瘍検出が可能であることが示唆された。また、病巣周囲に高濃度の放射能が存在する場合には20mm以下の小病巣の検出が困難な場合があることが明らかとなった。さらに、臨床検査として患者あたり185MBqを投与した場合には、約2時問後に撮像するのが適当と考えられた。

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Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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