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2002 Fiscal Year Annual Research Report

臓器移植における免疫寛容の臨床応用

Research Project

Project/Area Number 14571124
Research InstitutionGunma University

Principal Investigator

野本 健一  群馬大学, 医学部, 助手 (50315090)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 鈴木 秀樹  群馬大学, 医学部, 助手 (20322018)
志村 龍男  群馬大学, 医学部, 助手 (00282393)
桑野 博行  群馬大学, 医学部, 教授 (90186560)
Keywords臓器移植 / 免疫寛容 / ブスルファン / 抗TCR-αβ抗体
Research Abstract

マウス皮膚移植モデルにおいて3Gy照射、Anti TCR-αβAb、BMT誘導性免疫寛容の導入が可能であることは報告してきたが、放射線照射を使用しない免疫寛容誘導が可能か検討するため、Busulfan投与による効果を検討した。(方法/結果)8週齢のC57BL/6マウスに、Busulfan50mg/kg(Day -9)を腹腔内投与。Anti TCR-αβAb (H-57)200μgを2日間(Day -8, -7)尾静注施行し、8週齢のAKR/Jの大腿骨・脛骨の骨髄細胞を1×10^6個/0.2ml尾静注(Day-7)した。1週間後(Day0)、AKR/Jマウスの背部より採取した皮膚移植片(1×1cm)をC57BL/6マウスのlateral thoracic wallに移植した。移植片は完全な痂皮形成時、全ての正常表皮が失われた時点で拒絶と判断した。Bu+Anti TCR-αβAb+BMT群(n=9)は、3匹で100日以上の皮膚移植片生着を認めた。Bu+Anti TCR-αβAb+BMT群の生着期間は、他群と比較し有意(P<0.05)に生着期間の延長を認めた。本プロトコールで免疫寛容の誘導は可能であるが、100%の生着までは至らなかったという結果を得た。(現在の検討項目)Busulfanの投与量、骨髄細胞の移入量、更にはBusulfanの投与のタイミングをDay -9、-5とし検討中である。また、寛容マウスを用いCD3(+)CD4(-)CD8(-)のregulatory T cellの関与についてFACS解析を行い、ソーティングによりregulatory T cellをenrichした後naiveC57BL/6マウスに尾静注し、effector T cellの存在下で皮膚生着延長効果を有するか検討中である。尚、本結果については日本移植学会にて発表予定である。

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Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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