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2003 Fiscal Year Annual Research Report

ペースメーカー細胞の同種移植治療に関する研究

Research Project

Project/Area Number 14571254
Research InstitutionAkita University

Principal Investigator

山本 浩史  秋田大学, 医学部, 助教授 (10270795)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 石橋 和幸  秋田大学, 医学部, 講師 (00291617)
山本 文雄  秋田大学, 医学部, 教授 (00127474)
Keywords細胞移植 / ペースメーカー細胞
Research Abstract

本研究のこれまでの実験経過として、心筋細胞の初代培養の検討、骨髄細胞の培養、心房筋移植を行ってきた。その内、骨髄間質細胞の培養より拍動性細胞を得ることは、再現性が得られることが少なかった。そのため、培養細胞の移植へ向けた実験方針としては、成犬の心筋細胞の培養の確立へと変更した。新生仔犬の心筋細胞は報告はあるが、成犬の心筋細胞を培養した報告は少ない。
様々なデータより、培養のためのBasic solutionとして、NaCL 130mM, KCl 5.4mM, MgCL2 1.4mM, NaH2P04 0.4mM, HEPES 4.2mM, Glucose 10mM, Taurine 20mM, Creatine 10mMの混合液を開発した。コラゲナーゼにて回収した心筋細胞を12〜24時間近くまで、拍動させることに成功した。現在、その細胞の同種移植を検討している。また、心房筋の培養方法についても検討中である。
第二の実験として、雑種成犬より、洞結節周囲(右心房から上大静脈にかけての組織)を採取し、同種犬の心房へ移植した。免疫の点を考えると、一度、液体窒素によって凍結し、免疫原性を低下させることも当初は考慮していたが、まずは手技を確立することを本年の目標とした。
雑種成犬を麻酔下に右開胸し、洞結節周囲組織を切除した。その新鮮組織を、冷生理食塩水で洗浄のあと、同種犬の同部位へ移植した。移植部位にペーシングワイヤーを留置し、体外ペーシングを行い、ペーシング調律を得ることができた。しかし、急性期においては、移植組織からの電気的興奮は得られなかった。

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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