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2002 Fiscal Year Annual Research Report

腰椎椎間板変性の疾患関連遺伝子の検索と椎間板変性メカニズムの分子生物学的解明

Research Project

Project/Area Number 14571364
Research InstitutionToyama Medical and Pharmaceutical University

Principal Investigator

川口 善治  富山医科薬科大学, 医学部, 助手 (00262527)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 長田 龍介  富山医科薬科大学, 附属病院, 助手 (40293310)
石原 裕和  富山医科薬科大学, 附属病院, 講師 (30242499)
Keywords腰椎椎間板変性 / 腰椎椎間板ヘルニア / 疾患関連遺伝子 / PCR / 制限酵素 / エストロゲンレセプター遺伝子 / TGF-β1遺伝子 / ビタミンDレセプター遺伝子
Research Abstract

腰椎椎間板ヘルニアおよび椎間板変性の疾患関連遺伝子の検討を行うため、当大学倫理委員会の承認のもと、インフオームドコンセントが得られた20歳代男女466人よりDNAを採取し、同時に腰椎MRIによる椎間板変性の程度および椎間板ヘルニアの有無を評価した。疾患関速遺伝子の候補としてビタミンDレセプター遺伝子(VDR)、エストロゲンレセプター遺伝子(ER)、TGF-β1遺伝子を取り上げ、これらに存在する多型部位をPCR法にて増幅後、制限酵索を用い分析を行った。すなわちVDRではintron8とexon9に存在する多型部位を、それぞれTaqIとApaI制限酵素を用いることで対立遺伝子の型を検討した。ERではintron 1に存在する多型をXbaIとPvuII制限酵素を用い行った。またTGF-β1遺伝子の多型の分析は、allele specific PCR法を用いた。その結果、TaqI制限酵素を用いたVDRの多型はTTとTtに分類された。疾患との関連性をみるとTtアレルを持つものに多椎間かつ高度の椎間板変性を有する例が明らかに多く存在した。さらに椎間板ヘルニアもTtアレルを持つものに多く存在した。しかし、その他の多型と椎間板変性および椎間板ヘルニアには関連はみられなかった。このことから腰椎椎間板変性および椎間板ヘルニアにVDR多型が関与している可能性が示唆され、椎間板変性や椎間板へルニアには遺伝的素因が存在しうると考えられた。これらの一連の研究を踏まえ、現在他の候補遺伝子(コラーゲンII型、IX座、X型、XI型の各遺伝子、デコリン、バイグリカン、PG-Lbの各遺伝子)と椎間板変性および椎間板ヘルニアとの関連を検討中である。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Kawaguchi Y, et al.: "The assosiation of lumbar disc disease with vitamin-D receptor gene polymorphism"J Bone Joint Surg Am. 84. 2022-2028 (2002)

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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