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2003 Fiscal Year Annual Research Report

前立腺癌骨転移におる骨サイトカイン,CBFa-1、OPG及びODFの役割

Research Project

Project/Area Number 14571493
Research InstitutionUniversity of Yamanashi

Principal Investigator

滝花 義男  山梨大学, 医学部附属病院, 講師 (60188125)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 古谷 泰久  山梨大学, 医学部附属病院, 助手 (10238701)
武田 正之  山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 教授 (80197318)
Keywords前立腺癌 / 骨形成性骨転移 / 骨代謝調節因子
Research Abstract

前立腺癌(7例)、膀胱癌(7例)および腎細胞癌(7例)の組織よりlaser-captured microdissection法を用いて癌細胞のみを取り出した。取り出した癌細胞から直ちにtotal RNAを抽出した。totalRNAより破骨細胞の分化誘導因子であるPTH-rPおよびODF,破骨細胞抑制因子であるOPGと骨芽細胞の分化誘導因子であるCBFa-1,BMP-2,BMP-6の発現をreal-time RT-PCR法をもちいて骨代謝調節因子の遺伝子の発現量を定量した。また内部標準としてβ-actinも定量化した。そこからBMP-2/β-actin、BMP-6/β-actin、PTHrP/β-actin、OPG/β-actin、ODF/β-actinおよびCBFa/β-actinをそれぞれ計算しその値を1000倍した値を検討した。
前立腺癌でのBMP-2(14.33±3.30)、BMP-6(21.18±1.35)、PTHrP(24.45±8.10)、OPG(4.71±1.29)の遺伝子が腎細胞癌および膀胱癌より有意に高値を示していた。また前立腺癌の中ではBMP-2、BMP-6、PTHrPの遺伝子がOPG、ODF(1.29±0.65)およびCBFa-1(3.47±1.62)より有意に高値を示していた。膀胱癌及び腎細胞癌での骨代謝調節因子の遺伝子の発現量ではすべての遺伝子で有意差は認めなかった。
BMP-2,BMP-6及びOPGが前立腺癌細胞で発現量が多いため骨芽細胞の分化を誘導して、骨形成性の骨転移がおきる可能性が考えられる。また前立腺癌の骨転移でも骨溶解性の骨転移も見られ骨転移には破骨細胞が必要でありPTHrPの遺伝子の関与が考えられる。

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Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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