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2003 Fiscal Year Annual Research Report

精子形成過程におけるDNA酸化損傷による遺伝子変異と不妊との相関に関する研究

Research Project

Project/Area Number 14571505
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

吉村 康秀  九州大学, 大学院・医学研究院, 助手 (60263307)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 續 輝久  九州大学, 大学院・医学研究院, 教授 (40155429)
Keywords精巣 / 生殖細胞 / DNA酸化損傷 / ミスマッチ修復 / 放射線影響
Research Abstract

精子形成過程におけるDNA損傷が、精子形成やその遺伝情報にどのように影響を及ぼしているのか、さらにはDNA損傷と男性不妊との相関についてマウスをモデル動物として解析を行った。具体的には、C57BL/6と、そのバックグラウンドに純化したDNAミスマッチ修複に関与する遺伝子欠損マウスを利用し、まずは加齢に伴う精子形成能の変化について観察を行った。
また、DNA損傷を増大させると考えられるX線照射を行った個体の精巣についても観察を行った。観察は、未分化なゴニア細胞期、相同組換え期、半数体期、それぞれについて行っている。さらに精子形成過程の観察と同時に自然交配および体外受精を行いDNA損傷と実際の妊孕性との相関についても調べた。その結果、DNAのミスマッチ修復に関与する遺伝子欠損マウスは、C57BL/6に戻し交配した我々の解析において精子形成過程に異状が誘められ、その欠損形質においては精巣重量が14週齢以降で野生型と比較して有為に低下していた。HE染色による精巣切片像の観察及びTUNEL法によるアポトーシスの観察の結果、ゴニア細胞においてアポトーシスを起こしている細胞が多く観察され、その結果としてvacuolate(中空)となる精細管部分が観察され、そのことが精巣重量の低下の原因となっていることが判明した。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Sekiguchi M, Tsuzuki T: "Oxidative nucleotide damage : consequences and prevention"Oncogene. 21(58). 8895-8904 (2002)

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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