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2002 Fiscal Year Annual Research Report

前立腺幹細胞抗原(PSCA)導入樹状細胞による前立腺癌ワクチン療法の研究

Research Project

Project/Area Number 14571527
Research InstitutionKansai Medical University

Principal Investigator

土井 浩  関西医科大学, 医学部, 助手 (60227692)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 藤澤 順一  関西医科大学, 医学部, 教授 (40181341)
六車 光英  関西医科大学, 医学部, 講師 (10239460)
松田 公志  関西医科大学, 医学部, 教授 (20192338)
Keywords前立腺幹細胞抗原(PSCA) / 遺伝子免疫療法 / 前立腺癌
Research Abstract

我々はprostate stem cell antigen (PSCA)を特異抗原とした、前立腺癌に対する遺伝子免疫療法の確立を目的として、まずRT-PCR法を用いてマウス前立腺よりmPSCAのcDNAをクローニングし、マウス前立腺癌細胞株(RM-1,RM-11)を標的細胞としたDNAワクチン療法の検討を行った。mPSCA発現プラスミドを作成し、C57BL/6Jマウス筋肉内に複数回注射した後、RM-1細胞を皮下に接種し、その増殖を検討したところ、プラスミド投与の有無によらず腫瘍増殖に有意な差は認められなかった。そこで、RT-PCR法にて両細胞株におけるmPSCAの発現を確認したところ、マウス前立腺における発現と比較してその発現は非常に弱かった。また、市販の抗mPSCA血清を用いたWestern blotting法にて、蛋白レベルでの発現も検討したが、確認が出来なかった。しかしながら、epitope-Tag(FLAG)を融合したcDNA発現ベクターを293T細胞に導入し発現させた場合、市販の抗mPSCA血清では検出できなかったにもかかわらず、抗FLAG抗体で蛋白の検出が可能であったことから、マウス前立腺癌細胞株における標的蛋白の発現に関して、他の評価系が必要であると考えられた。そこで、レトロウイルスベクターを用いてmPSCAおよびFLAG融合mPSCAを恒常的に発現するRM-1細胞あるいはRM-11細胞を作成した。これらの細胞は、蛋白レベルでの発現の比較が可能であることから、mPSCAを標的とした前立腺癌に対するDNAワクチン療法あるいはRNAワクチン療法の評価に有用であると考えられる。

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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