2002 Fiscal Year Annual Research Report
Annexin Vによる婦人科癌分子標的治療に関する基礎的研究
Project/Area Number |
14571536
|
Research Institution | Akita University |
Principal Investigator |
佐藤 宏和 秋田大学, 医学部, 助手 (60272035)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 俊誠 秋田大学, 医学部, 教授 (40002216)
清水 靖 秋田大学, 医学部, 助手 (40333926)
|
Keywords | anneixin V / PKC |
Research Abstract |
annexin V発現ベクターの作製 誘導型,非誘導型annexin V発現ベクターを作製した.この発現ベクターによりannexin Vが誘導されることが,annexin V特異的抗体を用いたWestern blot, ELISAにより示された. annexin V発現による細胞の形態学的変化 annexin V発現によっても各癌細胞株には肉眼的に形態学的変化は起こらなかった. annexin V誘導によるPKC活性の抑制 TPAによるPKC活性化が,annexin V誘導により抑制される可能性が示された.関与するPKCアイソフォームについては検討中である. annexin V誘導の機序についての検討 superinductionという現象に着目し,各種癌細胞株におけるannexin Vの発現とその機構について検討した.Quantitative Real-time RT-PCR法を確立し,annexin V mRNAを定量的に検討した.蛋白合成阻害剤cycloheximideによりannexin V mRNAは増加し,TPAによって更にsuperinduceされた.annexin Vの発現には転写因子レベルで負の制御が働いており,PKCを介してannexin Vの発現が誘導されることが示唆された.
|