2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14571655
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Research Institution | Akita University |
Principal Investigator |
早川 宏一 秋田大学, 医学部, 助手 (80312700)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
徐 魁イ 秋田大学, 医学部, 助手 (70272036)
山木 邦比古 秋田大学, 医学部, 助教授 (20125751)
櫻木 章三 秋田大学, 医学部, 教授 (80006767)
昆野 清輝 秋田大学, 医学部, 助手 (00312710)
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Keywords | T cell clone / Tyrosinase family protein / VKH disease / Aqueous humor / CSF |
Research Abstract |
原田病患者前房水・脳脊髄液からT cell cloneを樹立し、解析することを目的とした。私達はこの1年間で3名の原田病患者から採取した前房水あるいは脳脊髄液をHSVc488でtransformし、合計7名からTCCを得ることができた。しかし目標の10例以上、それぞれ50クローン以上のTCCの樹立にまでは至っていない。現在も原田病新鮮例からの樹立を継続しているが、T cellを採取できる患者さんの数は限られており、今後1年以上は必要と思われる。これまでに樹立したTCCについては特異性等をtyrosinase family proteinを抗原としたlymphocyte proliferation assay等にて検討した。Tyrosinase family proteinに特異的なクローンについてはその表面マーカーを同定するとともにサイトカインの産生能についても測定した。上記のtyrosinase family proteinに特異的なクローンの反応する部分を更に詳細に決定するために、現在TCCを増殖させている途中である。方法は上記クローンについてtyrosinaseではTYR1からTYR25までの25の、TRP1ではTRP1-1からTRP1-22までの22のpeptideに対するlymphocyte proliferation assayを行う。陽性反応のみられたpeptideについては11残基のpeptideを合成し、同様に陽性反応のみられるpeptideを同定し、それぞれのTCCに特異的なサイトを決定する。
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