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2002 Fiscal Year Annual Research Report

先天性横隔膜ヘルニアヒツジ胎児モデルにおける内視鏡的気管バルーン閉塞治療

Research Project

Project/Area Number 14571707
Research InstitutionNihon University

Principal Investigator

越永 從道  日本大学, 医学部, 講師 (70205376)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 高木 健次郎  日本大学, 医学部, 講師 (00216623)
福澤 正洋  日本大学, 医学部, 教授 (60165272)
Keywords先天性横隔膜ヘルニア / 妊娠ヒツジ / 妊娠モルモット / 内視鏡的気管閉塞
Research Abstract

初年度は胎児に左側横隔膜ヘルニアを内視鏡にて作成し、気管閉塞モデルを完成することを目的とした。
1.小動物における基礎的手術手技の検討
ヒツジ等の大動物を実験に供する準備として小動物である妊娠モルモットにおける基礎的手術手技の検討を行った。妊娠40日のモルモット(満期60日)において胎児に内視鏡(関節鏡(径4mm))をもちいて左横隔膜ヘルニアを作成を試みた。麻酔後モルモット腹部に小切開をおき、妊娠子宮を創外にとりだし径4mmの関節鏡を挿入した。胎児の左腹部から内視鏡から側孔を介してナイフを挿入、小切開を置いた。内視鏡を胎児腹部に挿入し横隔膜にさらにナイフを利用して小孔をあけ横隔膜ヘルニアを作成した(発表予定)。以上の改善により大動物への応用が可能となったと考えられる。
2.内視鏡装置の検討
内視鏡は、オリンパス社製の小児用膀胱鏡を用い、側孔を介して電気メスを挿入できるよう改良を加えた。さらに子宮壁に留置ポートはバーサステップ(5mm)を使用することとした。
3.妊娠ヒツジにおける左横隔膜ヘルニアの作成
妊娠75日のヒツジ(145日満期)を用いて、ヒツジ胎児に左側横隔膜ヘルニアを作成した。この際、細径内視鏡を用いて、開腹下子宮壁を穿刺し胎児胸腔より横隔膜に達し電気焼灼にて円形の切開を行った。腹腔臓器は胸腔内に誘導した。以上から、横隔膜ヘルニアを作成した胎児の子宮内環境をいかに維持していくか今後の課題となった。
4.内視鏡的気管閉塞
脳外科血管内留置用detachable balloonを用いた内視鏡的気管閉塞を胎生90日(グループ1(気管閉塞2週間))に施行した。コントロールには気管閉塞しない横隔膜ヘルニア例を用いた。満期にて帝王切開にて分娩、犠牲死させたが、3例中1例は早期胎盤剥離にて子宮内死亡を来した。目下子宮内環境の維持を向上させるため検討中である。

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Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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