2003 Fiscal Year Annual Research Report
口腔癌のセンチネルリンパ節同定のための画像診断用頸部リンパ流路マップの作成
Project/Area Number |
14571808
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Research Institution | Fukuoka Dental College |
Principal Investigator |
湯浅 賢治 福岡歯科大学, 歯学部, 教授 (40136510)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
瀬々 良介 福岡歯科大学, 歯学部, 助手 (70196989)
香川 豊宏 福岡歯科大学, 歯学部, 助手 (00258592)
大関 悟 福岡歯科大学, 歯学部, 教授 (80117077)
前田 顕之 福岡歯科大学, 歯学部, 講師 (70333242)
三輪 邦弘 福岡歯科大学, 歯学部, 助手 (10136509)
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Keywords | 頸部リンパ節 / 画像診断 / 口腔癌 / センチネルリンパ節 |
Research Abstract |
1.頸部リンパ節マップの作成および自動検査報告書作成ソフトの開発 頸部リンパ節マップにおけるリンパ節の番号を3桁の番号から2桁にし、末尾にアルファベットを付ける形式に変更することとした。昨年度からの検討により、本形式を用いた方がよりリンパ節の存在部の認識が容易になるとの結論を得た。本形式の概略は以下の通りである。画像上で通常観察される基本となるリンパ節には頸部のレベルとレベル内での位置を示す2桁の番号とし、これらの番号では対応できい非典型な部位に出現したリンパ節に対しては基本となるリンパ節に対してどの方向にあたるかをアルファベットで表すことにした。末尾のアルファベットは基本となるリンパ節に対して画像上で東(E)西(W)南(S)北(N)のどの位置になるかを表すアルファベットとした。例えば、画像上で11番のリンパ節の右側に位置する場合は11E、右上に位置する場合は11ENと表すこととした。各リンパ節の画像所見の自動入力機能については昨年度の機能を踏襲したものとした。 2.画像診断用頸部リンパ流路マップの作成 上記頸部リンパ節マップを利用して、これまでの口腔癌の頸部リンパ節所見と頸部郭清所見、病理所見の比較検討、分析を行い原発巣別の頸部リンパ流路の同定を行った。結果の概略は以下の通りである。舌癌(舌縁)の場合は、先ず上内深頸部の21または22へ流路する。但し、時に中内深頸部の31、30へスキップする。口底癌の場合は、オトガイ下(11、12)や顎下部(13〜15)へ先ず流路する。下顎歯肉癌の場合はその位置により流路の経路は変わるが顎下部(13〜15)へ先ず流路する。上顎歯肉癌は顎下部(13〜15)へ先ず流路する。
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