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2003 Fiscal Year Annual Research Report

修復材料表面の改質法の確立におけるアルコキシルシランの応用

Research Project

Project/Area Number 14571814
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

高務 朋将  岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (20314700)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 鳥井 康弘  岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教授 (10188831)
吉山 昌宏  岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (10201071)
Keywordsアルコキシシラン / 修復材料 / 表面改質 / 細菌付着
Research Abstract

昨年度の研究において審美性修復材料表面にアルコキシシラン(信越シリコーン社製、KBM-7803ヘプタデカトリフルオロデシルトリメトキシシラン)を用いて表面改質処理を行い、修復材料の表面特性を1ヵ月の水中保管後においても比較的安定した疎水性に変化させることが可能になった。そこで本年度は昨年度確立した処理方法を使用して審美性修復材料の表面改質を行い、口腔内のバイオフィルム形成における主なEarly ColonizerであるOral streptococciを使用してin vitroにおける付着試験を行い初期付着性を調べた。
最初に上述のアルコキシシランで審美性修復材料で作製した試料体表面の改質処理(1%濃度の処理液に試料体を3時間浸漬後60℃で3時間加熱)を行った。次にOral streptococci S.sanguis ATCC1097をBHI液体培地で培養後に集菌と洗菌を行い、Tris-HC1 bufferを用いてOD_<660>=0.3に再懸濁を行った。菌液中に1時間試料体を浸漬し、余剰な菌を洗浄後に固定と染色を行い光学顕微鏡によって1視野あたりの付着した菌の面積を測定した。その結果、いずれの修復材料においても菌の初期付着量が減少しており、その付着抑制効果は処理後1ヶ月の水中保管によってもほとんど影響は無く安定していた。
また、走査型電子顕微鏡を用いて物理的表面性状の観察を行ったが、表面改質を行った試料体表面において明らかに表面の性状が変化している様子は見られなかった。
次年度はin vivoにおいて各種修復材料表面への初期付着実験を行い,口腔内でのバイオフィルム形成に対してアルコキシシランによる表面改質が与える影響について検討を行う予定である。

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Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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