2003 Fiscal Year Annual Research Report
グラスアイオノマーセメント系材料の色調変化に関する総合的研究
Project/Area Number |
14571820
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Research Institution | Iwate Medical University |
Principal Investigator |
川嶋 敏宏 岩手医科大学, 歯学部, 助手 (80204717)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久保田 稔 岩手医大学, 歯学部, 教授 (10005100)
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Keywords | グラスアイオノマーセメント / 色 / 色差 / 吸水 / 重量変化 / レオメーター / 歯科用セメント |
Research Abstract |
1.グラスアイオノマーセメント練和開始から1時間以内の色調変化とレオメーターでの測定値との関係 グラスアイオノマーセメント練和開始後1分の色調を基準として、色差値を求め、さらに1分毎に色差値の増減の絶対値Δ=|(ΔE*ab)n-1-(ΔE*ab)n|を算出した(n=分)。グラスアイオノマーセメント練和開始後1分のレオメーターの振幅を100%として、振幅の減少を1分毎に読みとった(A-rheo=レオメーターの振幅)。ΔとA-rheoの値をグラフにプロットすると、その変化が比較的類似している事が分かった。 2.グラスアイオノマーセメント練和開始後から1か月以内の色調変化と吸水による重量変化の関係 グラスアイオノマーセメント練和開始後30分の色調を基準として、CIE Lab表色系のL* a* b*の値を1日毎に記録した。グラスアイオノマーセメント練和開始後30分の試片の重量を基準として、その後試片を水中保管し、1日毎の試片の重量変化を記録し、吸水による試片の重量増加率(WG)を算出した。L*とWGの間には、高い相関関係が認められた。 3.グラスアイオノマーセメント練和開始後から1年以内の色調変化と吸水量の関係 グラスアイオノマーセメント練和開始後30分の色調を基準として、CIE Lab表色系のL* a* b*のを1か月毎に記録した。グラスアイオノマーセメント練和開始後30分の試片の重量を基準として、その後水中保管し、1か月毎の重量変化を記録し、重量増加率(WG)を算出した。1か月後以降には、色調変化と重量増加率(WG)は、ほとんど変化せず、5か月以降にはほぼ変化しなくなった。
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