2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14571830
|
Research Institution | Tsurumi University |
Principal Investigator |
小澤 正明 鶴見大学, 歯学部, 助手 (00204199)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平野 進 鶴見大学, 歯学部, 教授 (00089400)
|
Keywords | マイクロフォーカスX線CT装置 / 非破壊検査 / 接着界面 / 内部気泡 |
Research Abstract |
歯根および歯髄を除去後に冷凍保管したウシ前歯唇側面に形成した、直径4.6mm、深さ2.6mmの円柱状窩洞にコンポジットレジン(CLEARFIL AP-X : A3,KURARAY)を充填し、コンポジットレジン内部の縦断面データをMCT-CB100MFにて計測したところ、光照射前後で明らかなアウトラインの変化と充填操作により混入したと思われる気泡が多数認められた。そこで今回は気泡に着目し、臨床に近い条件で充填を行った際にどの程度の気泡が混入するのかを検討した。 人工歯として右上第一大臼歯2級CRインレー窩洞(A5AN-164E、ニッシン)を用いた。上顎顎模型に人工歯を装着後、マトリックスリテーナーおよびメタルバンドを用いて通法通り充填を行った。術者は臨床経験の浅い卒後1年目の術者と、臨床経験20年以上のベテランの術者2名とした。用いたレジンはCLEARFIL AP-X(A3,KURARAY)とXRV HERCULITE(A3,Kerr)の2種類とし、各々5試料作製した。充填方法については特に指示はせず、普段通りの各自の方法にゆだねた。 各術者の術式を観察すると、卒後1年目の術者にはコンポジットレジンペーストの窩洞内への填入回数が多く、とくに咬合面の形態付与を何度もやり直す傾向が多いため、要する時間は長時間であった。一方、ベテランの術者のハンドリングはスムーズで、一歯あたりの充填に要する時間ははるかに短かった。 充填、光照射の終了した試料は、MCT-CB100MFにて内部の断面データ計測を継続中である。
|
Research Products
(4 results)